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2023年3月 白老町長選挙 町元課長の大塩氏が初当選 新人対決制す 前町長の辞職に伴う選挙

  • 2023年3月7日

前の町長の辞職に伴う胆振の白老町の町長選挙は3月5日に投票が行われ、無所属の新人で町の元企画財政課長の大塩英男氏が初めての当選を果たしました。

白老町長選挙の開票結果です。
▼大塩英男(無所属・新)当選 4715票
▼広地紀彰(無所属・新) 3274票
前の町長が道議会議員選挙に立候補するため辞職したことに伴う今回の選挙は新人どうし12年ぶりの選挙戦となり、町の元企画財政課長の大塩氏が元町議会議員の広地氏を抑え、初めての当選を果たしました。
投票率は57.81%で、前回、選挙戦となった2011年(平成23年)の選挙と比べて16.13ポイント低く、過去最低となりました。

大塩氏は室蘭市出身の51歳。
1994年(平成6年)に白老町役場に入り、税務課長などを経て2021年(令和3年)から町の財政運営を取りしきる企画財政課長を務めてきました。

大塩氏は「人口減少や少子高齢化のほか、新型コロナによる経済の閉塞感、公共施設の老朽化に町立病院の改革と多くの課題がある。1つ1つ着実に町民と一緒になって課題を解決していきたい」と話しています。


大塩氏「町のリーダーとして一生懸命働く」

一夜明けた6日、大塩氏はNHKのインタビューに応じ、「みなさんに応援していただいて本当に町のリーダーになることができ、その実感がわいてきた。これから一生懸命働かせていただきたい」と今後の抱負を述べました。
大塩氏は選挙戦で、建て替えが決まっている町立病院の医療の質の向上を訴えるなど町民の安心、安全を守るとアピールしていて、地震や津波などの防災対策については「どこに避難したらいいかを明確にし、地域ごとに避難場所を設置していく。隣近所や周りの方々との協力が大事なので、自主防災組織の支援に力を入れていきたい」と述べました。

また、今回の選挙は投票率が過去最低となったことを踏まえ、「町民のみなさんにまちづくりに関心を持っていただけるよう努力していきたい」と話し、町の人たちとともにまちづくりを進めていく考えを強調しました。


町役場に初登庁 “3点を重点項目に進める”

今月5日に行われた胆振の白老町の町長選挙で初当選した大塩英男町長が7日、初めて登庁し、職員たちと協力しながら子育て支援などの課題に取り組むと意欲を示しました。
白老町の大塩英男町長は7日、選挙後初めて役場に登庁し、玄関前で花束を手渡され、大勢の職員から出迎えを受けました。
続いて、当選証書を受け取ったあと、町の職員を前にあいさつしました。
この中で大塩町長は、29年間にわたって白老町の職員として働いてきたことから、「職員の皆様、ただいま。これまで築き上げた皆さんとの信頼は揺るぐことはないと思います。どうかこの4年間、私と一緒になって力を合わせて頑張っていただきたい」と呼びかけました。
職員へのあいさつを終え、報道陣の取材に応じた大塩町長は「私1人ではいい町作りはできないので、職員とともに進めていきたい。子育て支援、人口減少対策、暮らしの充実、この3点を重点項目として第一歩を進めていきたい」と抱負を述べました。

インタビュー内容 詳しくは👇

白老町長選挙で初当選 大塩英男氏に聞く

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