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厳冬期を前に 数時間でそろう防災用品

  • 2023年11月9日

北海道に本格的な冬がやってきます。厳冬期の災害では、避難環境が大変厳しくなります。いざという時の為に、「ホームセンターで数時間あればそろえられる」をキーワードに、 北海道防災士会道南ブロック代表伊藤友彦さんと防災用品を見てきました。 

厳冬期を前に、ホームセンターで備えを確認

2018年の胆振東部地震では最大震度7、函館で震度5弱を観測しました。そして道南
でも広域が停電しました。
もし、このような災害が冬に起き、自分も避難を余儀なくされた時、どうしたら…
そうした問題意識を伊藤さんに話すと、「ホームセンターで数時間あれば、多くの防災用品がそろえられます。」とのお話が!ならばと、市内のホームセンターを二人で訪ねてきました。

キャンプ用品などがお役立ちアイテムになることも!

伊藤さんに連れられて来たのはキャンプ用品のコーナーです。

伊藤「例えばこういったテントをお持ちの方は、自宅で避難しなければならないっていう時に 自宅の室内にテントを張ることで保温効果が高くなりますし、この中に布団をしいて寝ると、暑いくらいになるんじゃないかなと」

キャンプをする人の中にはご存じの方も多いかもしれませんが、キャンプ用品は様々防災に応用できます。照明器具や調理器具も心強いアイテムです。レジャーの為のものが防災にも使える、一石二鳥です。

様々なものが揃えられると実感

伊藤さんが強く勧めるのはバッテリーの準備です。冬場の停電では、家にいられたとしても
避難環境は大変厳しくなります。暖房器具を使えるよう備えておきましょう。胆振東部地震の停電を経験し、発電機を揃えられた方もいるかもしれませんが、災害後はガソリンの確保も難しくなります。またスマホで情報収集・連絡手段の確保するためにもバッテリーの充電手段が大切になってきます。

暖をとる選択肢を増やすのも重要です。災害が大きいと復旧が遅れる恐れもでてきます。バッテリーが無くなったら?灯油が無くなったら?そうした時にカセットコンロなどに使うガスボンベ一つで起動するストーブもあります。

ホームセンターには防災用品のコーナーもあります。非常食・水を用意しているという人は多いと思います。国は最低でも3日間、できれば1週間分、自力で生きていけるだけの食料と飲料水を備蓄することを勧めています。
注意したいのは賞味期限が切れていないかどうか。時々備蓄をチェックして、期限が切れそうになったら食べて、また新しいものを買い足すのもよいでしょう。

伊藤さんとホームセンターを回り、1日、いや、数時間あればたくさんの防災用品を揃えられると感じました。この記事をご覧のみなさんもどこかで防災用品見直しデーを設けて備えを進めてみませんか?

三平泰丈が書いた記事はこちら
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