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自主自立!江差高校弓道部!

  • 2023年4月6日

去年、道南の高校で争う函館支部大会で男女共に優勝を果たした江差高校弓道部。今年も活躍が期待されます!練習メニュー・スケジュール・レギュラーなどを自分たちで決める、 「自主自立」をモットーに部活を運営し、日々鍛錬に励む皆さんが部活自慢に登場です。 

適度な緊張感の中、日々練習に励む

弓を射る姿が凛々しい!取材をさせていただいて最初に感じたことです。
一つの矢を放つのに2分くらいかけ、じっくりとフォームを作ります。
弓道場には適度な緊張感が漂っていて、集中して練習に励んでいるのが伝わってきました。

緊張感について副部長の太田玲緒奈さんは
「人を傷つける可能性のある道具を使うので、常に緊張感を持ち注意を払いながら練習をしています」と話してくれました。

矢を射るのは一日にしてならず

当たり前のように部員のみなさんが飛ばす矢。しかし的までは28メートルもあります。野球のピッチャーマウンドからキャッチャーまでの距離が18mくらいだから…
それよりも遠いところを狙って、的の中心に当てる..とても大変では!?
どのくらいで矢を射ることができるようになるのか、部長の若山翔さんに話を聞きました。

現江差高校弓道部員は、全員が高校から弓道を始めたそうです。若山さんもその一人。「最初は矢を放とうとしても飛ばせず、足元に落ちてしまいます。まずゴムを使って正しいフォームを作る、そこから練習を始めます」

ゴムを使って正しいフォームができたとなったら、弓を持ち至近距離の畳などに向かって矢を撃つ練習をします。28メートル先の的に矢を撃てるようにするのに2か月から3か月くらいかかるそうです。

自主自立、自分たちで決め、自分たちで運営するのが自慢。
江差高校弓道部は去年、道南の高校が争う函館支部大会で、男女そろって優勝という素晴らしい成績を残しています!
そんな実績のある部活ですが、練習メニュー・スケジュールなどほとんどすべてを部員たちが自ら決めています。そして驚いたのは、指導も部員同士でするんです!部に代々伝わる先輩たちのアドバイスを参考に、何が足りないか、どうしたら上達するかをお互いに教え合います。

その際、参考にするのは先輩たちが残してくれた本。かなり読み込まれた形跡があります。先輩部員が残した書き込みなどもあるそうです。そうしたアドバイスには自分では気が付かなかったヒントがあり、貴重な財産となっているそうです。

レギュラーも自分たちで決める、重い決断だが..

そして大会に出る選手も自分たちで決めます。
大会前に記録をとり、それをもとに判断します。

「日々仲間の頑張る姿をみているからこそ、決断は重いです。けれど、そこまで自主的に決めているのが自慢です」と語ってくれました。自分を律して鍛錬する姿がたくましく、堂々としているなと取材をして感じました。

江差高校弓道部が出演する部活自慢は、4月6日(木)午後6時40分から放送の「ほっとニュース函館」でご紹介予定です。是非ご覧ください。

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