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初優勝へ ことしの日本選手権にかける思い

  • 2024年1月26日

こんにちは!
アナウンサーの中原真吾です。

いよいよ日本カーリング選手権が今週27日(土)から始まります。 ことしの日本選手権は、2026年のイタリアでのオリンピックの代表選考につながる大会です。 

ことしは札幌市の「どうぎんカーリングスタジアム」が会場です。
28日(日)~31日(水)に予選1次リーグ、2月1日(木)~2日(金)に予選2次リーグ、3日(土)に準決勝、4日(日)に決勝が行われます。

出場チームは男子が、ロコ・ソラーレ、札幌国際大学、TM軽井沢、岡山CA、北見協会、チーム佐藤、SC軽井沢クラブJr.、チームTANI、SC軽井沢クラブ、コンサドーレの10チーム。
女子が、チーム広島、中部電力、SC軽井沢クラブJr、SC軽井沢クラブ、フォルティウス、グランディール、北海道銀行、ロコ・ソラーレ.S、ロコ・ソラーレ、岩手県協会の10チームです。

きょうは男子で札幌を拠点に活動しているチーム、札幌国際大学の情報をお届けします。
女子のチームの情報はこちらからご覧いただけます。

カーリング国内No1を決める日本選手権 開幕!

札幌国際大学のカーリング部はおととしの日本選手権で準優勝を果たし、一躍注目を集めました。

チームの司令塔である「スキップ」を務めるのが佐藤剣仁(さとう・はやと)選手です。

カナダ出身の大学4年生。
カナダで大学に通っていた時に出場した大会にたまたま札幌国際大学が海外遠征で出場していた縁があって、札幌国際大学に入学。カーリング部で活躍しています。
ご両親が日本人で日本語を聞くこと・話すことは問題なくできるそうですが、日本語を書くことはまだ難しいときがあり、カーリングに勤しみながら日本語の勉強もしているそうです。
カーリング歴はカナダ時代から数えて13年。
おととしの日本選手権準優勝にも貢献しました。

そして、チームで最後にストーンを投げる「フォース」を務めるのが、青木豪(あおき・ごう)選手です。

大学院2年生の青木選手、実は去年の日本選手権は体調不良のため予選最終日まで出場することができませんでした。
チームメイトの試合はライブ配信で見ていたそうですが、結果は予選敗退。
「一番重要なところを投げているのに、チームに迷惑をかけて申し訳なかった」と振り返ります。
ことしの日本選手権に向けてはいつも以上に加湿を心がけてコンディショニングをしているそうです。
混合ダブルスとの“二足のわらじ”でも有名な青木選手のショットに期待がかかります。

おととしの準優勝を支えた選手はもう1人。
ストーンを2番目に投げる「セカンド」を務める荻原功暉(おぎわら・こうき)選手です。

荻原選手は26歳。
去年大学院を卒業しましたが、現在もカーリング部の「技術指導員」という形でチームに関わり、日本選手権にはことしも選手として出場します。
そうまでして札幌国際大学のチームにこだわる理由を聞くと、「やっぱり今のチームでオリンピックを目指したいっていうところがあって。それにはもう数年かかるんで。そうですね、オリンピック目指したいってのが1番です。」と2026年のオリンピックへの思いをまっすぐな目で話してくれました。

この3選手に加えて、ことしのチームには1年生2人が加わりました。
1番最初にストーンを投げる「リード」の阿部悠希(あべ・ゆうき)選手と、控えの「フィフス」を務める小林駿汰(こばやし・しゅんた)選手です。

札幌国際大学は先月行われた軽井沢国際カーリング選手権大会で決勝進出を果たしました。
スキップの佐藤選手は「軽井沢国際ではチームを通して決勝に向けてパフォーマンスを上げることができたので、そういった安定感やしっかり国内のチームに勝ち切れたっていうところでは自信につながりました。」と手ごたえを口にしています。

大学4年生や大学院2年生の選手もいて、ひょっとするとこのメンバーでカーリングをするのは最後になるかもしれないという札幌国際大学。
おととしあと1歩届かなかった日本選手権の頂点を目指します。

では最後に、各選手の思いをご紹介します。

まず、リードの阿部選手。

「自分自身も全国に出るのが初なので、楽しみつつ、やっぱり優勝して世界選手権に出ていきたいなと思っているので、先輩方と協力して優勝目指して頑張っていきたいです。」

セカンドの荻原選手。

「昨年までとは違って26年のイタリアのミラノのオリンピックの代表選考、権利が関わってくる大会になるんで、言い方変えれば来年もチャンスはあるんですけども、そうやって悠長にするんじゃなくてここで勝負かけてその権利を早く勝ち取りたいです。」

サードの佐藤選手。

「ことしもSC軽井沢に(優勝を)持っていかれるとオリンピックに出場するっていうチャンスも少なくなってきますし、今年は決めに行こうっていうところでシーズン初めにみんなで話したので、しっかり成績を出しに行きたいです。」

フォースの青木選手。

「去年自分のパフォーマンスを見せることができなかったので、今シーズンのこの大会に関してはひとまず自分の中では大会を楽しんで、1試合1試合全力で取り組めたらなと思います。」

フィフスの小林選手。

「試合以外でのデータのバックアップなどをコーチと共有し合って選手に伝えて、僕が出る時もしっかりその人の役割を僕が担って活躍できたらいいなと思っています。」

日本選手権に出場する他のチームの情報はこちらから!

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