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留萌のラジオ局に1か月密着してみた

  • 2024年3月28日

こんにちは! NHK旭川局ディレクターの鈴木彰悟です。私はこの1か月、道北の留萌市に滞在しました。そこは強い風で知られる町……私が訪ねた3月は吹雪が強く、時には息ができないことも(上の写真はそのときのもの)。そんな天候にも負けず、道の駅のとなりに佇むコンテナハウスに向かいました。ここが今回のローカルフレンズが活動しているラジオ局「エフエムもえる」です。

はじめまして! 「エフエムもえる」でパーソナリティーをしている「れいれい」こと、米倉礼子です。私たちのラジオ局では留萌市のほか小平町と増毛町に地域情報を届けています。このラジオ局は社員だけでなく、約1,300人のファンクラブ会員のみなさんが支えてくれています。

そんな市民参加型のラジオ局では、どんな放送が繰り広げられているのか。まずは1週間、ラジオ局に張り付いて観察しました!

市民のみなさんが担うラジオ局、取材していてとっても楽しかったです。市民パーソナリティーのみなさんそれぞれに思いがあり、そして全国の熱いリスナーさんたちがそれを受け止めている。あたたかな番組づくりに感動しました。

1週目には通常放送の様子を見てもらいましたが、エフエムもえるはこうした放送のほかに特別番組も制作しています。鈴木さんが滞在していた3月は「萌っこ春待里(はるまつり)」が開催されましたね。その中継番組を制作しました。

お祭りではニシン船をひいて順位を競うレースが行われたんですが、その実況担当に選ばれたのは、なんと未経験の若者でした。夢への一歩を踏み出す姿を目撃すべく、勝負の1日を取材しました。とてもユニークな果樹園農家パーソナリティーの物語とあわせてご覧ください!

20年間パーソナリティーをやっている果樹園農家の冨野さんは、今回がテレビ初登場ということで、ラジオ局のみんなが喜んでいました。
がしょさんの場面にはちょっとウルっときてしまいますね。彼にとってもこの放送がいい後押しになったんじゃないかなと思います。

ラジオ局の密着もいよいよ最終週です。最後にご覧いただくのは、ラジオにゲスト出演していた地域おこし協力隊の若者です。彼女は4年前にUターンした留萌出身者。東京で培ったイベント運営のスキルと絵を描く才能を生かしながら充実した日々を送っています。いつも地域のことを考えて活動している彼女ですが、かつては地元があまり好きではなかったそうで……。

1か月の滞在を終えてディレクターより

ラジオ局への密着を通して、留萌の魅力をたくさん見つけることができました。まず衝撃を受けたのは、人と人との距離の近さ、繋がりの深さです。袖振り合うも多生の縁、つまずく石も縁の端とは言いますが、行く先々で会う人全員、本当に“知り合いの知り合い”なんです! 都会の距離感に慣れ親しんだ僕にとって、これは大変なカルチャーショックでしたが、今では僕もその大きな輪の一員になれた気がします。馴染みの飲み屋もできましたし、これからも旭川からプライベートで通いたいと思っています。

毎日毎日カメラを回し続けた結果、放送に出せたのは、膨大な素材のほんの一部……。まだまだ紹介したい留萌の魅力がたくさんありますが、ここから先はあなたの足で、直接確かめに来てくださいませ。最後は1か月間、一緒に番組をプロデュースしてくれた、れいれいさんと! ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

【お役立ち情報】

留萌市のアクセス

「エフエムもえる」の視聴方法
全国どこからでも専用アプリをダウンロードすることで聞くことができます。
また小平、留萌、増毛エリアではFMラジオ受信機で76.9MHzにあわせてお聞きいただけます。

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