【完全版】火山も湖も！自然豊かな壮瞥に暮らした1か月

こんにちは！　滞在ディレクターの谷翔悟です。僕はこの１か月間、壮瞥町へ滞在していました。生まれも育ちも札幌ですが、車で２時間の距離にあるこの町をちゃんと訪れたことはなく……。知っていたことといえば、りんごがおいしいことくらいで、壮瞥では一体どんな出会いがあるのかドキドキしながら滞在を開始しました。

はじめまして！　壮瞥町地域おこし協力隊の前橋史子と今井亮輔です。私たちは2年前に神奈川県から移住してきました。普段は商店の経営や地域おこし協力隊として町のフリースペースの運営をしています。私たちは2021年に地域おこし協力隊に着任したのですが、着任当初にとある“洗礼”をそれぞれ受けたんです。これが神奈川県に住んでいたときには想像もつかなかった景色と豊かさでして……。

壮瞥がこんな場所だったなんて……！　これまで道内の色んなところを訪ねてきましたが、なんでもっと早く来なかったんだ！　想像以上にダイナミックな昭和新山や自然栽培の野菜にぷりっぷりの鹿肉。僕にとっても衝撃でした。特に昭和新山が大好きになって、滞在中は毎日のように眺めていました。ついつい見とれてしまうんですよね。

次は町の人たちから愛されている方たちに会ってもらいましょう！　まずは町民ゆきがっせん大会へ。壮瞥町では、昭和新山のふもとで毎年大きな国際雪合戦大会が行われるのですが、こっちの大会は町民のための雪合戦大会。小規模ながら、全力で楽しむ大人たちに注目です！　そして、壮瞥のみんなに「トッシイさん」の愛称で親しまれている方の散策にもぜひ同行いただけたらと！

仕事をするときは真剣に仕事をして、遊ぶときは本気で遊ぶ。そんな大人たちが、とにかくかっこよかったです。僕もこういう大人でありたい……。トッシイさんと歩く壮瞥も、本当に素晴らしかった！「生活範囲は狭いけど、そこで色んな人と会える。だから楽しいんだ」と話していた姿が印象的でした。トッシイさんワールド全開の星空ガイドも、壮瞥に行ったらぜひ一度体験いただきたい！

突然ですが、「ちぢみほうれん草」って食べたことありますか？　これがもう、えぐみがなくてみずみずしくて、茹でるだけでもおいしいんです。町の人たちにも人気で、道の駅では棚に置いた直後に売れていくほど。谷さんには、そんな「ちぢみほうれん草」をつくる農家さんのもとへ取材に行ってもらいました！　そこには弟子入りを志願したという大学生もいたようで……。

ほうれん草農家の大作さんは、出会った方たち何人もの方から「取材したほうがいい」と薦めてもらった方でした。自分の世代から農業を始めた大作さんが、弟子をもつ立場になった貴重な瞬間に立ち会わせていただきました。かつての親世代が地元に帰ってきて活気づく剣友会はこれから強豪チームになっていくのかな。これからが楽しみです！

今回ディレクターが訪れた場所

※「佐々木ファーム」は壮瞥町の左上・洞爺湖町にございます

滞在してから知ったのは、町の人たちは集まってわいわいするのが大好きということ。それもあってか、壮瞥の方たちは外の人にとにかくオープン。移住者やアニメの“聖地巡礼”に来た方、そして１か月間滞在していた僕にも温かく接してくれました。そしてその文化がよく表れているのが、ローカルフレンズの前橋さんと今井さんが運営する町のフリースペース「ミナミナ」。僕もこのスペースでいろんな方との出会いに恵まれました。放送に出ていただいたのは、ほんの一部の方々のみ。たくさんの魅力的な方々が暮らす壮瞥町へぜひ一度訪ねてみてください。最後は昭和新山をバックに！　ここまで読んでいただき、ありがとうございました！
（本記事は2023年12月放送の「ローカルフレンズ滞在記 壮瞥編」をまとめた完全保存版です）

2023年12月28日
ローカルフレンズ滞在記 制作班