NHK帯広 気象予報士中屋 桜の開花 独自で予報してみた！

ごきげんよう。
今年度から通勤ランを始めました気象予報士の中屋です。

3月から4月、走るたびに汗をかきました。それだけ暖かかったという事ですかね。

データでも出ていて、3月は平年よりも4℃近く気温が高く、記録的な高温となりました。

その影響で道内はさくらの開花が過去最速で進んでいて、帯広では桜の開花発表が4/20(過去最速)にあり、十勝地方は既に見ごろを迎える所が増えています！

間違えました。見つけたこちらは梅ですね。

梅と桜の見分け方は花びらに切れ込みがあるかないか。
あれば桜、なければ梅です！

中札内など、まだ満開ではないところもありますので、大型連休中も十勝地方はお花見を楽しめるとみています。ぜひお越しください！

そしてまだ道東で開花発表が控えているのが釧路と根室。
そこで開花がいつになるのか！？中屋独自で予報をしてみようと思います。

桜の開花には日々の最高気温を足し合わせた積算温度が大きく影響することがわかっています。
ちなみに札幌での桜の開花日は「3/1～の最高気温を足していき500℃に達する頃」と言われています。

そこで過去3年間、各地の3/1～開花日までの最高気温の積算温度を調べ、平均した値がこちらです。
（今年の帯広の開花日4/20はこの積算温度550℃ほぼ丁度でした！）

ちなみに帯広と釧路はエゾヤマザクラ、根室はチシマザクラと品種が違います。
こう見るとチシマザクラの方はエゾヤマザクラに比べて、積算温度はやや低めで開花する傾向が感じ取れますね。

そして4/27 現在、釧路が493.6℃、根室は459.7℃と両地点共に開花の目安の積算気温まで50℃ほど。今後の気温の見通しから、およそ釧路・根室ともに5/2前後かなと見ています！

ちなみに稚内も中屋の予想だと5/2前後。今年の桜開花の最後のテープを切るのは3地点同時になるかも！？

北海道の桜はおよそ開花から５日前後で満開を迎えます。そのため、大型連休終盤には釧路や根室もお花見が楽しめそうですよ！

道東のさくら紀行も是非ご覧ください。