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① 真冬の怪談!? 気温も気分も氷点下

  • 2024年2月16日

公開ラジオ番組 『九丁目怪談会』の公開収録をNHK札幌放送局で行いました。神谷浩史さん、岡本信彦さんをはじめ、人気声優が怪談を披露。公開収録のエピソードや裏話までを3本の記事でご紹介します。
(筆者:番組チーフプロデューサー須藤修 )

『九丁目怪談会』~氷点下の怖さ・人気声優が語る冬の怪談~
【放送予定】
2024年2月23日(金・祝)午後9:05~9:55(50分)[NHKラジオ第1・北海道]
※らじるらじるでは全国から聞くことできます
※らじるらじるで聞き逃し1週間配信あり(予定)

“冬の北海道はいかがですか?”という質問に、
「寒いですね、とにかく寒い! 僕、寒いのがホントに苦手で…」と、声優の神谷浩史さん。
「ひさしぶりの北海道、夜はメチャメチャ寒かったですね!」と、声優の岡本信彦さん。

 さっぽろ雪まつりが開幕した2月4日(日)、札幌市の最低気温は-4℃。そんな真冬の日の午後、NHK札幌放送局のスタジオで「九丁目怪談会」が開かれました。
「こんな真冬に怪談かよ…?」
そう思われる方も多いかもしれませんが、冬の長い北海道。この地に伝わる怪談には、雪や氷にまつわるお話も多いのです。雪まつりなんだから、雪像や氷像以外の雪国の文化も発信しちゃおう!そんな気持ちでスタートした、季節外れ感半端ない真冬の怪談会でした。

 この日スタジオに来ていただいたのは、神谷浩史さん、岡本信彦さんのほか、札幌出身の声優・野水伊織さん、怪談トークでおなじみのお笑いタレント島田秀平さん、札幌在住で北海道の怪談に詳しい怪談師・匠平さん、旭川出身の若手声優・小川華果さん。
そして高倍率の抽選に当選された観客の皆さん、およそ150名。北海道だけでなく、遠くは大阪や兵庫など、全国各地からお越しいただきました。開場の5時間以上も前から行列ができるほどの大盛況ぶりで、ご出演の皆さんの人気がうかがえました。

夕方4時から始まった怪談トークライブ。
ライトの落ちたスタジオに、いきなり島田秀平さんのおどろおどろしい声が響き渡ります。
「真冬の北海道…私は知っている、この大地が人の恨みや妬み、そして悲しみでできていることを」
一気に静まりかえるスタジオで、ステージ上の岡本信彦さんにスポットが当たり、怪談の朗読が始まります。続いて神谷浩史さんが登場し、お二人がそれぞれ2話ずつの怪談を朗読。
人気声優の迫真の語りに度肝を抜かれたのか、それともアニメで親しんでいる声とのギャップに衝撃を受けたのか、観客の皆さんの気分も一気に氷点下になってしまったかのよう…

 普段、怪談を語る機会の少ない神谷浩史さん。
「怪談は難しい、聞かせどころを自分で決めてアプローチしていかないと、単なる不思議な話で終わってしまう。聞く人の気持ちも大切」
また、岡本信彦さんは、動画サイトでも島田秀平さんと怪談を配信するなど“漆黒の怪談師”という名でも知られていますが、
「怪談は奥深くて難しいけど、聞く人に何かを残したい。(演出家が入れた)少ない効果音や音楽を効果的に使って、時には大きな声も…」
それぞれの思いを込めて、朗読していただきました。

続いては、札幌出身の声優・野水伊織さんが札幌在住の怪談師・匠平さんの作品「札幌市の産婦人科」を朗読する“札幌怪談コラボレーション”。
子どものころからホラーが好きだったと言う野水さん。
「怖いは楽しい、その気持ちを伝えたい」
という気持ちで、今日のライブに臨んでいただいたそうです。

 ご自身の作品を声優さんに朗読していただき、表現された世界観に匠平さんも大満足。北海道の怪談を収集している匠平さんに“北海道の怪談の特徴”をお聞きすると、
「北海道は日本各地から人が集まって開拓してきた土地。全国の怪談が集まっている」
その分、北海道にはたくさんの怪談があるのだそう。もっともっと聞いてみたいです。

 声優のみなさんそれぞれのアプローチで怪談に取り組んだ今回のライブ。どんな感じに仕上がったのかは、放送をお楽しみに。

『九丁目怪談会』~氷点下の怖さ・人気声優が語る冬の怪談~
【放送予定】
2024年2月23日(金・祝)午後9:05~9:55(50分)[NHKラジオ第1・北海道]
【  出    演  】
岡本信彦、神谷浩史、匠平、野水伊織(札幌出身)
【  進    行  】
島田秀平、小川華果(旭川出身)

② 声優さんと雪まつり も読む
③ 怪談会で起きた珍現象? も読む

九丁目怪談会のまとめページはこちら

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