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北海道知事選挙 鈴木直道氏と池田真紀氏 2人の遊説活動を可視化

  • 2023年4月9日

与野党が全面的に対決する構図となった北海道知事選挙。 NHKは与党側が支援した現職の鈴木直道氏と野党側が支援した新人の池田真紀氏が、いつ、どの市町村で演説会を行ったか、地図上で可視化しました。 分かりやすく表現するため、地図上のポイントは演説会を行った市町村の役所や役場の庁舎がある場所を代表地点として表示しています。 地図からは、支援した各政党・団体の組織力を生かし、広大な北の大地をくまなく回った両氏の活動の様子や、その特徴が見えてきました。 (知事選挙データ分析班)

2人の遊説活動を地図で示すと【動画公開終了】

選挙戦前半

告示日当日。両氏はともに札幌市を出て遊説を展開していきました。ただ、向かった方角は異なっていました。
鈴木氏が石狩地方から日高地方、十勝地方へと太平洋側を回ったのに対して、池田氏は小樽市を経て後志地方から桧山地方へと日本海側に展開しました。
最初の土日となった25日・26日。鈴木氏が十勝地方や釧路地方を遊説して回ったのに対して、池田氏は函館市を中心に道南で活動を展開しました。
その後、鈴木氏は北上し、オホーツク海に沿って道北の稚内市へ。そこから日本海沿岸を南下しました。30日にはいったん、札幌方面に戻り、公務で鳥インフルエンザが発生した千歳市と、プロ野球・日本ハムの開幕戦が開かれた新球場がある北広島市を訪れました。
一方、池田氏は鈴木氏の後を追うようにして太平洋側からオホーツク海側へと展開。稚内市から上川地方を経由して、週末、札幌市に戻りました。


選挙戦中盤以降

両氏の違いが際立ったのは選挙戦中盤、4月1日・2日の土日でした。
鈴木氏が旭川市をはじめ上川地方を中心に回ったのに対して、池田氏は両日とも札幌市で活動。市内各区をくまなく回って演説を行っていました。
選挙戦後半にかけて、鈴木氏は後志地方を経て道南を回った後、胆振地方に向かいました。札幌市に戻る直前の6日には、かつて自身が市長を務めていた夕張市で演説していました。
これに対して、池田氏は再び上川地方に入り、留萌地方や空知地方を回って札幌市に戻りました。


選挙戦最終盤

選挙戦最終盤の4月6日~8日の3日間。鈴木氏、池田氏ともに札幌市やその周辺で活動を展開しました。両氏が市内各区を入り乱れるようにして活動していました。
鈴木氏は、8日夜の最後の訴えで遊説隊の総移動距離は5212キロに上ったと語りました。

2人の演説会が行われた市町村を地図上で可視化すると… (地図上のポイントは市町村の役所や役場の庁舎がある場所)

鈴木氏の演説会が行われた市町村

池田氏の演説会が行われた市町村

演説場所にも両氏の特徴が…

全体を通じて見ると、鈴木氏が札幌市以外の市町村を細かく回ったのに対して、池田氏は札幌市内での演説が多くなっていました。
演説を行った回数を札幌市と札幌市以外で比べると、鈴木氏は札幌市以外が84%と、65%だった池田氏を上回りました。逆に、池田氏は札幌市内が35%で、市内での演説回数が16%だった鈴木氏を上回りました。

また、札幌市以外での演説場所を分析してみると、鈴木氏が与党を支える各種団体の支援を背景に農協や漁協の前で行うケースが最も多かったのに対し、池田氏は各層の有権者が立ち寄るスーパーマーケットなど小売店の前で最も多く演説を行っていました。
演説場所にも両氏の特徴が表れていたと言えそうです。

2023年4月9日

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