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コンサドーレの新キャプテン 荒野拓馬選手が描くキャプテン像

  • 2024年2月22日

北海道コンサドーレ札幌 vs.アビスパ福岡
24日(土)午後1時50分〜総合テレビ生中継
 

こんにちは。アナウンサーの中原真吾です。
コンサドーレの熊本でのトレーニングはきのう(21日)、雷雨により中止となりましたが、 今シーズンからキャプテンに就任した荒野拓馬(あらの・たくま)選手にインタビューをすることができました!
これまでチームのキャプテンは宮澤裕樹(みやざわ・ひろき)選手が2016年からつとめていましたが、 8シーズンぶりに新しいキャプテンの誕生です。 そのインタビューを公開いたします! 

中原)「率直にキャプテンに就任しての心境はいかがですか。」

まだリーグも始まってないですし、あまり自分がキャプテンになったっていう実感はないですけど、責任感っていう意味では芽生えてきているのかなと思います。

中原)「どういう形で就任することになったんでしょうか。」

宮澤キャプテンからここ数年次に拓馬にキャプテンを受け継いでいきたいって言ってもらえていた中で、自分自身も裕樹くんが試合に出ていない時にキャプテンマークを任せてもらうことはあったので、責任感は一昨年、去年と少しずつ芽生えてきてはいて、そういった中で自分がキャプテンを引き継いでいく形になりました。

中原)「正式に決まった時は、どういうふうに感じましたか。」

自分としても気が引き締まる思いというか、今まで以上に責任感持ったプレーや行動をしていかないといけないなと。若い選手が多いチームなので、そこは大事かなと思っています。

中原)「あの宮澤選手からバトンを受け継ぐっていうのはどう感じますか。」

やっぱりJ2で優勝してJ1に上げてずっとJ1で戦ってきてチームを引っ張ってきたキャプテンなので、チームが苦しい時も引っ張ってきたキャプテンっていうのは本当に裕樹くんでしかないです。僕は正直、裕樹くんがキャプテンでその横に僕とか小林選手や鈴木武蔵選手がいて支えていければとは思っていたんですけど、裕樹くんも次の世代にっていう思いもあって。やっぱり本当に「ザ・キャプテン」っていうイメージだったと思うので、その後っていうのはちょっと責任重大かなと思っています。

中原)「実際どんな声をかけてもらったんですか。」

拓馬自身成長できると思うし、今後チームを引っ張っていくのは拓馬だっていう話をずっとしてくれていたので、そういう責任とか意識を持ってやっていかないといけないなっていうのは2020年ぐらいから芽生えてきていました。

中原)「主力級の選手も抜けましたけれども、いま札幌のチーム状況はどういうふうに感じていますか。」

いろんな主力の選手、大事なピースが欠けたなっていうのは目に見えてわかっていることなんですけど、それを言い訳にしてはいけないと思いますし、しっかりと新加入選手も入ってきてチームを新しく作ってきているので、今いるメンバーでしっかりと土台を作って、そこに新加入選手の良さっていうのも混ぜ合わせながらもう1回チームを作っていければいいと思っています。

中原)「今年のチームをどんなチームにしていきたいというふうに考えていますか。」

戦える集団にしたいですね。勝ちにこだわって戦える集団にできればなと思っています。勝点3、苦しい時でも勝点1を持って帰ってこられるチーム。“負けない”。そういったチームになっていければいいかなと思います。

中原)「そういうチーム作りをしていくために、キャプテンとしてできることはどういうことですか。」

チームのちょっと雰囲気が良くないとか、ちょっと落ち込んでいるなって時に自分の持ち前の明るさとガッツでいい方向に持っていければいいと思います。僕はちょっと“人間パワースポット”だと自分のことを思っているので。みんなを良い方向に明るくポジティブに持っていけるものを持っていると思うので、チームメイトと支え合える一体感のあるチームにしたいなと思っています。

中原)「人間パワースポットっていいですね。」

僕は元気ない人を元気にさせたりとか、一緒にいてその人が元気になったりとか、そういうのは結構あると思いますし、そういう能力は自分持っていると思うので。ポジティブなメンタルを保てるようにできればいいかなと思いますし、そういった人が集まるとおのずと結果も良い方向に進んでいくと思います。

中原)「新加入の選手が10人いますけれども、この中でチームをまとめていくためにはどういうことが必要だと思いますか。」

僕たちはミシャ(監督の)サッカーをずっとやってきたので、ミシャサッカーに対して新加入の選手をサポートしてあげることが大事だと思いますし、新加入の選手がしっかりとミシャサッカーを理解して、それを体現して、チームのために自分が良いプレーしてやるんだっていう気持ちを常に持って練習に励んでいけばおのずとチーム内の競争も増えて良い方向に進むかなと思っています。

中原)「これまでコンサドーレはいろんなキャプテンがいますけれども理想に近いキャプテンはいますか。」

河合竜二さんは僕はずっと18歳の時から可愛がってもらっていて、キャプテンをやっている時からすごく見ていますし、やっぱり“男”って感じなので、そういったキャプテンはかっこいいなとすごく思いますね。コンサドーレの中ではやっぱり竜二さんのキャプテンシーは本当に真似するべきだと思いますし、欲しい能力ではありますね。

中原)「お2人とも、熱いっていう感じですよね。」

そうですね。僕もどっちかと言ったらスイッチ入っちゃうタイプなので。

中原)「昨シーズンは累積警告で3試合残念ながら出られないということがありましたよね。」

やむを得ないイエローカードっていうのは年間通してあるとは思うんですよ。ただ、やっぱりいらないカードを今年はちょっと減らしていければと思いますね。去年はベンチでも1枚もらっているので。そういうのをなくしていければ累積出場停止っていうのは少なくなると思いますし、去年終盤降格争いにからみそうな時に2試合自分が出られないっていうのはチームにとってすごく迷惑をかけたなと自分では感じているので、そこはしっかりと考えながらやっていけたらなと思っています。

中原)「最後に荒野選手がキャプテンとしてチームを引っ張っていくことを楽しみにしているサポーターに向けてメッセージをお願いします。」

今シーズンからキャプテンとして、チームを引っ張っていきますけど、苦しい時にも先頭に立って戦う姿勢をしっかり見せて僕が引っ張っていくのでそれを信じて1年間ついてきてください。そして、一緒に戦いましょう!

NHKでは24日(土)午後1時50分からアビスパ福岡とのアウェー戦を北海道の皆さん向けに総合テレビで生中継します。
荒野選手の活躍にも注目してください!

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