カープ私設応援団 応援グッズ 神石高原町で展示
- 2023年11月02日
プロ野球、カープの私設応援団の団長を長年務めた男性が集めた多くの応援グッズなどの展示が神石高原町で行われています。カープに元気をもらうという男性の思いを聞きました。
(NHK広島放送局記者 相田悠真)
カープグッズの展示が行われているのは、神石高原町にある油木協働支援センターの分室です。
カープの私設応援団、「福山応援団」の団長を、およそ50年務めた山田寿秀さんが保管している実際に使っていた応援グッズやサイン入りのグッズなどおよそ250点が集められました。
このうち穴のあいた太鼓は、カープが初めて日本一になった1979年にも山田さんが使ったということで、当時、カープで投手をしていた江夏豊さんの伝説的な投球を目の当たりにしたといいます。
山田寿秀さん
「“江夏の21球”で初の日本一になったときの印象がすごく残っています。ご覧のとおり穴があいた、どれぐらいの力で叩いたのかわかると思います」
また、ホームラン王を2回獲得するなど4番として1990年代のカープを支えた江藤智さんのサインが入ったバットなども展示されています。
クライマックスシリーズ・ファーストステージ突破については…
山田寿秀さん
「すばらしい『新井采配』が的中したと思います。新井監督が『がむしゃらに』戦うと言って、キャッチフレーズにもあげているが、そのとおり“家族一丸”というか」
山田さんは昨年、体調を崩して2か月ほど入院し、現在はテレビの前で応援をしているということです。クライマックスシリーズ・ファイナルステージを前に話を聞いたときには、こんなふうに話していました。
山田寿秀さん
「甲子園は完全アウェーですが、応援団も(新井監督が目指す)家族と一緒で一致団結するからすばらしい応援ができると思います。タイガースもすごいですが、カープの応援団の皆さんも頑張ってください」
この展示はことし7月下旬にカープが首位に浮上したことをきっかけに「油木協働支援センター分室にしかわ」で8月から始まりました。9月末までの予定でしたが、クライマックスシリーズ進出を受けて延長し、11月の日本シリーズが終わるまで続く予定です。
(※展示は月・水・金の午前11時から午後7時)