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好きなんよ広島 アマチュア落語家 葡萄亭わいんさん

  • 2023年01月06日

    広島のみなさんに地元への思いを語ってもらう「好きなんよ広島」。
    県内各地で公演を行っている女性のアマチュア落語家、葡萄亭わいんさんです。
    (広島放送局  坂井涼水)

    葡萄亭わいんさんは、年間およそ70回、広島を中心に公演を行っています。かつて演劇をしていた時に表現の幅を広げたいと考え、16年前に落語を学びはじめました。工夫しだいで、さまざまな表現ができる落語の魅力にはまっていきました。

    葡萄亭わいんさん
    落語は、男性にも女性にも、大人にも子どもにもなれる。おでんの具や冷蔵庫の中のプリンとかモノにもなれる。何にでもなれることが大きな魅力でした。

    落語の仲間たちと

    わいんさんは、長く落語を続けられている理由として、同じ広島のアマチュア落語家たちの存在が大きいといいます。仲間たちと定期的に集まっては、新作落語の相談をしたり技術を磨いたりしています。

    葡萄亭わいんさん
    お客さん目線でアドバイスしてくれるというんですかね。
    感じたことをそのまま正直に言ってくれるので助かります。

    わいんさんは、広島の若い人たちに落語の楽しさを知ってもらいたいと中学校や児童館での活動も行っています。こうした活動がきっかけで、わいんさんに落語を学びたいという子どもたちも。
     

    佐伯区民文化センターでの「べっぴん寄席」

    わいんさんが、県内で特に思い入れのあるという場所が、広島市の「佐伯区民文化センター」。東日本大震災の発生後に企画したチャリティー寄席の会場にしたことが縁で、今も毎年、女性のアマチュア落語家で行う「べっぴん寄席」などの公演を行っています。

    葡萄亭わいんさん
    ありがたいことですね。落語を聞きに来た方から敬老会や公民館に呼んでいただいて、ちょっとずつ輪が広がって、とても幸せな感じです。育ててもらった広島に恩返しというほどではないですが、笑顔をちょっとでも増やしたいなって。

    マツダスタジアムの前で

    好きなんよ、広島! 

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