発達性協調運動障害 第4回 どうやって支えるのか
2016年08月23日(火)
- 投稿者:web担当
- カテゴリ:Connect-“多様性”の現場から
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Webライターの木下です。
発達性協調運動の子どもたちの「不器用さ」は、生活の場面でも、学習の場面でも、本人の心に大きな負担となります。不器用さは、専門家ですら脳の機能障害と理解している人は少ないために周囲からの支援は受けにくく、逆に、保護者や教師から間違った対応がなされて、事態が悪化するケースがあります。
2016年08月23日(火)
Webライターの木下です。
発達性協調運動の子どもたちの「不器用さ」は、生活の場面でも、学習の場面でも、本人の心に大きな負担となります。不器用さは、専門家ですら脳の機能障害と理解している人は少ないために周囲からの支援は受けにくく、逆に、保護者や教師から間違った対応がなされて、事態が悪化するケースがあります。
2016年08月22日(月)
Webライターの木下です。
赤ちゃんは長年、「外から受けた刺激によって学習し、成熟する」という考え方が主流で、言葉を話す以前の乳幼児は、外からの刺激に反応して初めて動き出す、受け身の存在ととらえられていました。しかし、現在の赤ちゃん研究では、赤ちゃんは胎児のときから自発的な運動を始めて、自ら周囲に働きかけながら脳を発達させていくと考えられています。
2016年08月19日(金)
法律で「その他」の障害と表現されるDCD |
Webライターの木下です。
2005年に施行された発達障害者支援法では、発達障害を以下のように定義しています。
「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害、その他これに類する脳機能の障害であって、その障害が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるものをいう」 |
この法律の条文には「発達性協調運動障害(DCD)」という言葉はありません。しかし、「その他これに類する脳機能の障害」という表現があり、「政令」には、「言語の障害、協調運動の障害、その他厚生労働省令で定める障害」という記載があります。発達性協調運動障害も発達障害の一種として、法的に支援対象として位置づけられていることがわかります。
2016年08月18日(木)
Webライターの木下です。
以前、発達性協調運動障害についてフェイスブックで取り上げたところ反響が大きく、「子どもの頃に体育の授業がなぜあんなに辛かったのかがやっとわかった」という書き込みをされた方がおられました。発達障害に関する情報は、さまざまな形で発信されていますが、まだ一般的にはあまり知られていない事実もあります。発達障害のある子どもたちの支援に重要な影響を与えると言われる最新トレンドについてお伝えします。
専門家の間でも知られていない障害 |
人並み外れて不器用な子ども、極端に運動の苦手な子どもが小学校のクラスに数人はいます。例えば、「服のボタンを留められない」「靴ひもがうまく結べない」「ラジオ体操やダンスで手足がばらばらに動く」「はさみやコンパスなどが上手く使えない」「つまずくものがないのに、よく転ぶ」などなど。たんに体育の授業がうまくいかないだけではなく、日常生活もトラブル続きで、先生に叱られたり、友達からいじめられたりして、本人は辛い思いをしています。