11月11日。中国では、この日を「独身の日」と呼び、自分のためにネットショッピングで“爆買い”し、消費を謳歌する日となっている。この日1日の、売り上げは5年で1000倍以上に急増、昨年は、遂に1兆円を超えた。仕掛けたのは、巨大ネット企業「アリババ」。中国のネット市場の規模を急速に拡大させ、世界最大の“ネットショッピング大国”へと押し上げた。今年夏の上海株の大暴落、GDPの伸び率の鈍化など、景気の減速が一段と鮮明となっている中国。“世界の工場”としての勢いが陰りを見せる中、ネットショッピングに象徴される個人消費の拡大こそ、今後の中国経済の重要なファクターとされていて、中国政府も、世界も、この日の動向に熱い視線を送っている。番組は、巨大ネット企業アリババと、そこに参加する中国・日本企業それぞれの11月11日に密着。新たな経済への転換を模索する中国の今を切り取る。
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