ロシア中部に落下した隕石。上空爆発時の威力は広島型原爆の30倍にのぼるとみられ、4500棟の建物が破損、ガラスの破片などで1100人が重軽傷を負うという、前例のない人的被害をもたらした。被害エリアは広範囲に及んでいることも判明。新たな目撃証言や映像の解析から、「超音速のスピード」「浅い突入角度」など、巨大な衝撃波を生みだす“条件”を整えた隕石だったことが明らかになってきた。いま、甚大な被害をもたらす恐れのある隕石を事前に発見し、衝突を回避しようという研究が世界各地で進められている。落下の瞬間の最新映像、専門家による今回の隕石の“破壊力”の徹底検証、そして「衝突リスク」を回避する研究機関を取材。隕石の脅威と被害を防ぐ計画に迫る。
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