首都圏を中心に15歳以上のはしかの患者が急増。集団感染で休校に追い込まれる高校や大学が相次ぐなど、大流行のきざしを見せている。原因とされているのは予防注射の未接種と免疫力の低下。90年代前半にワクチンの集団接種が廃止されて予防注射を受けない子供が増加。さらに予防接種を受けた人でも10年程度たつと免疫力が低下することが新たにわかってきた。世界ではしかの排除が進む中、今も「はしかの輸出国」と言われる日本。今回の感染はなぜ拡大したのかを明らかにし、積極的な対策で効果をあげている沖縄県の取り組みなどから、はしか制圧の道筋をさぐる。
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