日本企業の国際競争力を高めようと進んできた労働の規制緩和。その一つホワイトカラー・エグゼンプション(適用除外)の導入を巡って、大きな議論が起きている。エグゼンプションとは、一部の職種で労働時間規制を外し、働き方を全て自由裁量に任せること。実現すれば、8時間労働という概念自体が無くなり、残業代も消える。「効率的かつ多様な働き方に対応できる」と主張する推進側に対し、「長時間労働に歯止めが無くなる」と危惧する反対側。過労死や所謂「サービス残業」の問題がある中で、新しい働き方は私たちに何をもたらすのか?すでに2割の労働者が新たな制度の下で働くアメリカの事例などを交えて、検証していく。
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