イラク南部サマーワに派遣された陸上自衛隊。
今月末、550人の隊員すべてが揃い、ようやく浄水・医療支援・施設補修を柱とする3つの人道復興支援活動が始動する。これまでの2ヶ月、自衛隊が最も心を砕いてきたのが安全の確保だった。PKO活動とは異なり国連平和維持軍の保護がないため、前例のない警備体制が敷かれた。
一方で、高い失業率に悩むサマーワでは、本来自衛隊の支援項目にはない雇用創出の要望が高まっている。過度の期待を抱く住民と、いかに信頼関係を結んでいくかが自衛隊の安全確保の鍵を握っている。サマーワで活動する陸上自衛隊の最新事情を報告する。
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