「エクスタシー」「アダム」などと呼ばれる合成麻薬MDMAが若者を中心に急速な勢いで広がっている。
注射器を使わずに飲むだけということもあり気軽に使用されているが、麻薬取締法に指定された違法薬物で、脳や神経系を破壊するなど人体に悪影響があることも近年指摘されている。暴力団組織や外国人グループと共に、特に急増しているのがインターネット上での取引。厚生労働省の麻薬取締部ではネット専門の捜査官を配置して、隠語を使った怪しい書き込みなどをチェックしている。
捜査から浮かび上がったネット取り引きの実態や、MDMAを乱用する若者たちへの取材から、しのびよる「新型覚せい剤」の恐怖に迫る。
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