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福島 最強寒波に大雪 車の備えは大丈夫?

  • 2023年02月02日
三谷咲都美
キャスター

雪が降ると大きな影響を受けるのが車。大雪のおそれがある時、大切な車と自分の命を守るために備えるべきことは何なのでしょうか?

訪ねたのは、「JAF=日本自動車連盟」の福島支部。今シーズン最強の寒波に見舞われた1月25日は午前中から救助などの依頼が相次いでいました。そんな中、少しでも車のトラブルを減らすための注意点を教えてもらいました。


バッテリー上がり

気温が低くなると多くなるのが、エンジンがかからなくなる、バッテリーが上がるなどのトラブル。寒さで充電するための化学反応が起こりにくくなり、知らず知らずのうちに、バッテリーが上がってしまうため、注意が必要だといいます。

フロントガラスの凍結

また、雪が降った日の翌朝に困るのが、フロントガラスの凍結。みなさんも経験があるのではないでしょうか。そんな時、早く溶かそうと熱湯をかけるのはNG。急に温めると、ガラスが割れるおそれがあります。

フロントガラスの氷を溶かす解氷剤も市販されています。また、レジ袋のようなビニール袋に60度前後のお湯を入れ、フロントガラスをなでると簡単に氷を溶かすことができます。

その後はワイパーをかけて水分を拭き取らないと、再び凍ってしまうので注意を。

一酸化炭素中毒に注意を!

そして、大雪の日の運転で特に気をつけたいのが「立往生」。去年12月末には、お隣新潟県の国道で、車およそ800台が立往生し、2日間ほど、車内に取り残されました。福島県内でも平成22年に国道49号線で大規模な立往生が起きています。

立往生に巻き込まれたとき、「一酸化炭素中毒」には十分気をつけて下さい。車内の一酸化炭素の濃度は、十数分で人体に危険を及ぼす濃度になることもあり、新潟県では、車中泊をしていた20代の女性が死亡する事故も発生しています。

マフラーの周りを除雪し、排気ガスがたまらないようにすることが重要。
その上で、車の窓を開け、定期的に換気をすることも大切です。

また、少しでも効率的に暖をとるため、毛布や上着などの防寒グッズ、さらに非常食や除雪用のスコップを車に載せて、よりしっかりとした備えをしてほしいとのことです。

不要不急の外出を控える

「基本的には不要不急の外出を控えることが大前提。出かける必要がある場合は万全の態勢で出かけてもらいたい」とのことでした。

さまざまな注意点ありましたが、そのほかにも、時間に余裕を持って出勤する、急発進、急ブレーキをかけないなど、基本的な雪道運転の注意を守ることも大切です。

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