岡江久美子さん、本当にありがとうございました @安藤結衣

こんにちは。アナウンサーの安藤結衣です。

 

きのう、俳優の岡江久美子さんが、新型コロナウイルスによる肺炎のため、亡くなりました。

訃報を聞いた時、突然のことに驚きすぎて、すぐには理解できず、信じられませんでした。

時間がたつにつれ、悲しい現実を受け入れざるをえなくなり、涙が止まらなくなりました。

 

 岡江さんとは、去年11月、「あさイチ」のロケで、会津地方を旅しました。

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アナウンサー2年目だった私。タレントさんとロケをするのは初めて。

しかも、幼いころからテレビで見ていた

岡江久美子さんということで、緊張していましたが…

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「ママ」って呼んでね、などと、とても気さくに接してくださいました。

 

そして、ロケ中は「安藤ちゃん!」 

ロケの合間は「結衣ちゃん!」と呼んでくださいました。

 

テレビで見ていたイメージそのままの、優しく、明るい方で、

すっかり魅了されてしまいました。

 

「親子旅」という形で、

会津地方の「寒い冬にあたたまるもの」を探す目的で始まったロケ。

 

会津木綿の製品を販売する店では、一緒に試着して「親子コーデ」を楽しみました。

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岡江さんが選んだのは、黒のワンピースと赤のストール!とてもお似合いでした。

 

一方の私は…自分で選んだ服がまったく似合わず、

岡江さんに選んでもらって、ようやく似合う服に出会いました。

 

「選ぶまで3回かかった」という話は、

「あさイチ」のスタジオで、岡江さんにバラされてしまいました・・・。

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ほかにも、「米粉」を使った料理を、地元の方から教わったり。

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雪深い会津地方で、生活するために欠かせない「除雪」。

それを楽しみながら行うために、地元の方が考案した

「ジョセササイズ」を体験したりしました。

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岡江さんは、ロケで出会う地元の方たちと

気さくに話したり、写真を撮ったり、サインを書いたりしていました。

 

カメラの回っていないところでも、会津の食や文化に興味津々で、

地元の方に、いろいろと質問していました。

かなり気に入ったという「会津木綿」や「米粉」は、たくさん購入していました。

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ロケの合間に食べた、会津名物の「馬刺し」も気に入ったようで、

立ち寄った道の駅で、わざわざ買ってきてくださり、

移動する車中で、パックのまま、スタッフみんなで分け合って食べました。

さらに、夜には、私たちスタッフと一緒に、福島の「日本酒」も堪能していました。

 

岡江さんは、仕事やプライベートで、何度か福島県に来たことがあったということで、

「絶対に、また福島に来たい!」とおっしゃっていました。

 

去年12月、「あさイチ」のスタジオでお会いした時は、

「アナウンサーとして成長したときに、また二人で、旅ロケをしようね!」と

言ってくださいました。

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今回、岡江久美子さんが亡くなられたことは、非常に残念です。悔しいです。

人として、女性として、そして、仕事の上でも尊敬できる、大好きな方でした。

ご冥福をお祈りします。

 

大切な命を、あっという間に奪ってしまう新型コロナウイルス。

本当に恐ろしいと、改めて感じました。

 

テレビやラジオの放送に出ない日は、在宅勤務をするなど

自分が感染しないために、細心の注意を払って生活していますが、

今後、より一層気をつけなければいけないと思いました。

 

不安なこと、辛いことが多い日々ですが、

日常が戻ってくる日まで、皆さんと一緒に乗り越えたいと思います。



安藤 結衣

投稿時間:19:38