【動画】NHK福井が潜入 大河ドラマ「光る君へ」吉高由里子さんの五節の舞 360度カメラで撮影!
- 2024年03月13日
紫式部の一生を描く大河ドラマ「光る君へ」。福井県は、紫式部が生涯でただ一度都を離れて暮らした地とされています。
そんな紫式部ゆかりの地でドラマの世界観を楽しんでもらおうと、NHK福井放送局では、ドラマに登場する1シーンをVRドームシアターで上映するイベントを随時開催しています。映像を制作すべく、福井放送局のカメラクルーがドラマの撮影現場に潜入し、360度カメラで撮影してきました。緊張感あふれる潜入の舞台裏をご紹介します。
没入感抜群!VRドームシアター
👆これがVRドームシアターです。この中で上映するのは第四回に登場した「五節の舞」のシーン。吉高由里子さん演じる主人公まひろが「舞姫」の一人となって、即位した花山天皇の前で舞を披露する、みやびで幻想的な場面です。ドーム全体に映像が映し出され、まるで大河ドラマの撮影現場に入り込んだような体験を楽しむことができます。
「五節の舞」の撮影現場に潜入!
2023年6月、ドームシアター用の映像を撮影するべく、「五節の舞」の撮影が行われる岩手県奥州市のテーマパークを訪れました。
クルーを率いるのは、これまでもVR映像コンテンツの制作を行ってきた本道カメラマン。360度カメラを使って、撮影現場の空間をまるごと撮っていきます。スマホをカメラに接続し実際の映像を確認しながら、どのあたりを中心にとらえて撮影していくかを決めていきます。
撮影が行われる建物を前に、福井放送局のクルーたちのテンションもだんだんと高まってきました。
もうすぐ日が沈む時間帯なんですけど、ここから暗くなって、照明があたってかがり火に火がついて、平安時代に戻ったような空間がここに生まれるんだなと思うと、すごくわくわくしますね。今感じているこのわくわく感みたいなのをドームの中で再現できると、きっと楽しい映像になるんだろうなと思います。
現場の緊張感にたじたじ…
舞台ではすでにドラマの撮影が始まっていました。恐る恐る近づきながら撮影するものの、足が止まってしまい前に出ていくことができません。俳優の皆さんの表情が見える位置まで近づきたいのですが、緊張感のある撮影現場の雰囲気に圧倒されてしまいました。
どんな表情で見ているのかなとか、モニターに何が映っているのか、みんなどんな顔をして見ているのか、もうちょっと前に出れば見えるんだけど、出られない(苦笑)。緊張感の中で飛び込んでも結果的に邪魔しちゃうって分かってるから、なかなか…。
日が沈み、いよいよ「五節の舞」の撮影が始まります。
たくさんのスタッフが撮影の準備をする中で、ドラマ撮影の妨げにならずに近づくことができる場所を探っていきます。
お邪魔することができたのは、撮影スタッフの皆さんの足下。五節の舞を目の前で撮影することができました。平安時代のみやびな世界が目の前に広がります。次第に近づくタイミングも分かってきて、その後もドーム映像の撮影を続けることができました。
大河ドラマ「光る君へ」の世界をドームシアターで!
ドキドキの撮影現場潜入から半年、VRドーム映像が完成しました。「五節の舞」は4分ほどの映像にまとめました。
ほかにも第二回に登場した「散楽」のシーンやテーマ音楽「Amethyst」レコーディングの様子なども制作しました。
ぜひ大河ドラマ「光る君へ」の世界を、VRドームシアターで楽しんでみてください。
上映時間や日時はこちら
大河ドラマ「光る君へ」VRドームシアター情報
https://www.nhk.or.jp/fukui/lreport/article/001/63/