イベント探訪ブログ N:KIKOU

【えぬきこう】
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注目!プログラミング教育!
先生向け「Why!?プログラミング」授業活用講座を開催!

2020年から全面実施される小学校の新学習指導要領。
その中でも、プログラミング教育の必修化が注目を集めています!

みなさん、プログラミング教育ってご存知ですか?

・言葉は知ってるけど、実際はどんなことをするの?
・プログラミング教育の目的は?

まだまだ知らない方も多いと思います。
コンピューターと聞くと、苦手意識のあるみなさん、いらっしゃいませんか?(笑)

どうすればいいんだろう…と不安になっている小学校の先生たちを助けたい!!
NHKでは、Eテレで放送中の番組「Why!?プログラミング」を授業の中で活用することで、子どもたちにプログラミング的思考を楽しく学んでもらえることを紹介する研修講座を、今年度からスタートしました!


「Why!?プログラミング」とは…
プログラミングを楽しく学べる、小中学生向けの学校教育番組です。
信号機や冷蔵庫など、私たちの日常にある身近な機械も、実はすべてプログラミングで動いている!?
大人が観ても新たな発見がいっぱいある番組です。
NHK for school「Why!?プログラミング」ホームページ
※NHK for schoolのホームページでは、全ての番組回を視聴できます。



この研修講座は、プログラミング教育に詳しい大学の先生と、全国でプログラミング教育の普及活動やワークショップを行っている方を講師に、2時間程度で実施します。

今回は、5月30日(木)に厚木市で行った初回の様子をご紹介。
40人を超える先生方にご参加いただきました。

まずは、番組でもプログラミング監修をお願いしている青山学院大学 特任教授 阿部和広先生より、「初めての先生にもわかるプログラミング教育」について、分かりやすく解説していただきました。
“今後、10数年で半数近くの仕事が自動化される!?”
“子どもたちの65%は、将来、今は存在していない職業に就く!?” 
そんな、将来の予測が難しい時代だからこそ、新たな産業の担い手となるべく「プログラミング教育」が必要とされています。

20190607_2.jpg続いて、参加者の先生たちには、小学生になったつもりで、実際にプログラミングソフトScratch(スクラッチ)を使って授業を受けていただきました。

20190607_3.jpg今回は、算数にプログラミングを組み合わせた授業モデルです。
プログラミングソフトを使って、多角形の作図にチャレンジ!!
「プログラミングを身近に感じられた!」
「苦手意識があったが、子どもたちにどのように教えていけばよいかを考えることができた!」
など、実際に体験したことで、みなさんのプログラミングに対する意識が変わっていきました!

20190607_4.jpgここで少し、Scratch(スクラッチ)を使ったミニ講座です。
三角形を描くためには、どんな命令を組み合わせればよいでしょうか??
例えば、下の図のように命令を組み合わせると、
●「ペンを下ろす」…線が描かれるようになる
●「150歩動かす」…距離(長さ)

ペンを下ろして150歩動くから…
150歩分の長さの直線を描くことができる! ということになります。

20190607_5.jpgこんな風に命令を組み合わせていくことで、正三角形でも正七角形でも、正百角形でも!
簡単に作図することができるんですね。プログラミングってすごい!


最後は、阿部先生によるまとめです。
「Why!?プログラミング」では、算数だけでなく、いろいろな教科と組み合わせてプログラミングの授業が展開できるそうです。
例えば理科では、「明かりをつける」「明かりを消す」というプログラムを、実際の電球を使って行うことができます。なんだか面白そう!

20190607_6.jpg

この講座は、先生向けに全国各地の教育委員会などと一緒に、今年度から開催しています。
また、研修にご参加いただけない先生方に向けて、NHK for schoolのホームページでも授業作りの「きょうざい」や、番組のおいしいところを厳選した「動画クリップ」を紹介しています。

さらに…先生だけじゃないんです。
「Why!?プログラミング」を観ていただくと、家庭でもプログラミングを学べるコンテンツがたくさん!
お父さん、お母さんも、ぜひ子どもたちと一緒に体験してみてください!

NHK for schoolのホームページはこちら