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FMシアター「レオナルド・ダ・ヴィンチの恋人」の脚本家・竹山洋さんからメッセージをいただきました

レオナルド・ダ・ヴィンチの恋人

コロナ禍も、人生の荒波も乗り越えて、永遠に君をいとしいと――

【NHK FM】

2021年4月17日 午後10時~午後10時50分(全1回)

聞き逃しサービス ※配信期間は放送から1週間


演出の小見山です。脚本家の竹山洋さんに初めてお会いしたのは、竹山さんが朝ドラ「京・ふたり」を執筆中の時でした。今から30年前の事です。私は、大阪放送局で、その後に放送する「おんなは度胸」のプロデュースをすることになっていました。

当然ですが、その竹山さんの脚本で、ラジオドラマを演出するとは夢にも思っていません。でも、思ってもいないことは起きないのかもしれない。竹山さんと最初に会った時、この方の脚本でいつか演出してみたいと、心に秘めていたのかもしれませんね。

 

薔薇。レオナルド・ダ・ヴィンチは、昨年、2020の夏に、狭いマンションのベランダに、紅い花を絢爛と咲かせました。コロナ感染症で、生きる喜びを感じなくなっていた、貧しい脚本家は、その花を見詰めて泣きました。

生きろ。負けるな、と、言われているようで、毎朝、ベランダに出て、レオナルドの紅い花に触れながら。ありがとう、今日も綺麗に咲いてくれたね、と話しかけました。真夏になってもレオナルドは咲き続けてくれて、生きろ生きろと囁いてくれました。

SNSに「コロナの時代を乗り越えて、レオナルド・ダ・ヴィンチが咲きました」と、写真を載せました。沢山の人たちが、その写真に感動のコメントを寄せてくれました。

この物語は、我が恋人、レオナルド・ダ・ヴィンチへ恋文です。

壊れかけた夫婦が、薔薇の霊力で救われた物語です。

GS.jpg

                             (中央 脚本家・竹山洋さん)

 三田佳子さんは、「こんなに難しいドラマ、どうやったらいいのよ」と言ッったけれど、出来上がった作品は美しく絢爛と咲く、イヤ、薔薇の香りまで感じるものになった。

芸。三田さんの芸、芸の花が咲いている。

石橋蓮司さんの、芸。夫の役である。この夫が真に愛おしい男になった。

そして、演出家の小見山さんの、芸。人生百年の時代だから、まだまだ何十作も小見山さんの優しく強靭な演出芸を見れるだろう。

レオナルドは、枯れた枝に新芽が芽生えてきた。今年も命を見せてくれそうだ。

 

【出演者】

三田佳子 石橋蓮司 今井悠貴 塩田朋子 冠野智美 石住昭彦 ひがし由貴

神農直隆 小飯塚貴世江 高畑こと美 田中奈緒子 木村美穂

【作】 竹山洋

【音楽】 小六禮次郎

【あらすじ】

もうすぐ70歳を迎える夫婦。人生の第4コーナーを回って、ゴールはもうそこと思っていたが、意外と先は長い。コロナは世の中を変え、人々に生き方を変えろと迫る。でも、どう変えるべきかは教えてくれない。
67歳の頼子(三田佳子)と夫の秀治(石橋蓮司)は結婚して40年になる。秀治は作家だが、小説はここ数年書いていない。コロナ禍で毎日家にいる。頼子は、仕事もなく、金もなく、誇りもない、そんな夫を見ていると、大声で呻き声をあげたくなる。頼子は、この憂鬱な日々から逃れたいと思った。
ベランダのレオナルド・ダ・ヴィンチというバラは、天才ダ・ヴィンチにあやかって、素晴らしい作品が書けるようにと秀治が買ってきた。バラを選定する夫を見て、頼子は離婚すると宣言する。頼子は恋をした。小さなイタリアンの若きシェフ・中村(今井悠貴)だ。中村は、朴訥で礼儀正しかった。67歳の自分が24歳の青年に心ときめくなんて想像もしていなかった・・・。

 

 

投稿者:スタッフ | 投稿時間:13:56 | カテゴリ:オーディオドラマ

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