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FMシアター『SMILE!』演出担当よりメッセージ

幸せだから笑うんじゃない。笑うから幸せになる!だからスマイル!

 FMシアター『SMILE!』写真

演出担当の吉田です!

今回のFMシアター『SMILE!』で脚本をお願いしたのは、池谷雅夫さん。上の写真をご覧いただきますと、左から3番目で眼鏡をかけてニッコリ立っておられます。今、ドラマ番組部でも「最注目」されている気鋭の作家さんのひとり。今月14日(日)11時からBSプレミアムで再放送される八王子発地域ドラマ『東京ウエストサイド物語』の脚本も手がけておられます。そちらもとっても心温まる作品なので、ぜひご覧下さいね!

そして音楽をお願いしているのは、1994年に『河童』で日本アカデミー賞・音楽賞を受賞され、『すいか』、『めがね』、NHKでも『夫婦善哉』、経世済民の男『小林一三』の音楽を手掛けておられる金子隆博さん。上の写真では、一番右で帽子をかぶられておられます。

今回の作品のもうひとりの主役は実は音楽。鶴見辰吾さんにお願いした小林鋼吉(こうきち)というサックスプレーヤーが奏でるジャズ音楽が、何とも魂の琴線にふれます。

FMシアター『SMILE!』写真1

その音楽録音に参加されたジャズメンたちは、実にぜいたく! サックスは庵原(いはら)良司さん、ピアノは田中菜緒子さん、ドラムは大坂昌彦さん、ベースは納(おさむ)浩一さんと、現在の日本ジャズシーンを代表する新進気鋭&ベテランプレーヤーの皆さん。丁々発止のアドリブソロが繰り広げられ、演奏された楽曲の数々は、あまりに素晴らしく、「あれ? この曲、CDで聴いたことないか?」と思ってしまうほど。

『名曲』って、聴いた瞬間に、そんな気になりますよね。

写真にはおられませんが、江草啓太さん(ピアノ)、弦(げん)一徹さん(バイオリン)、堀沢真巳さん(チェロ)という何とも贅沢なメンバーも参加されています。その方々のお名前だけで、すでに『お腹いっぱい』。

今回、金子さんとイメージしたのは往年のジャズプレーヤー、ジョン・コルトレーンの『バラード』。紆余曲折を経たコルトレーンが改めて原点に戻ってラブ・バラードを吹いた名盤です。音色としてもバックグラウンドとしても、今回の『SMILE!』にはピッタリ!

番組の冒頭から、金子さんが作曲した新しい「ジャズ・スタンダード」の数々が繰り広げられますが、そのサックスの音色が何とも懐かしい響きなのには理由があります。

FMシアター『SMILE!』写真2

音楽録音の際、金子さんがこだわって用意して下さったのは「47」(ヨンナナ)という、真空管が内蔵された特別なマイク。往年のジャズの名盤はこのマイクを通して作られました。

曲はもちろんのこと、録音マイクにまで、端々にこだわって作られたFMシアター『SMILE!』。キムラ緑子さん扮する『妻』小林八重美(やえみ)と、芦名星さん扮する『愛人』江川由希子(ゆきこ)がこちらも丁々発止の人生漫才を繰り広げ、『夫』の小林鋼吉はその間でオロオロするばかり、しかし次第次第と男の顔になっていく・・・その過程を鶴見さんが演じておられます。三人の熱演はやはりインプロビゼーションのジャズ! 金子さんのジャズ音楽と相まって、ラストシーンは感涙ものです。

ぜひぜひ、お楽しみください!

 


FMシアター『SMILE!』
2016日(土) 夜9時より NHK-FMにて放送!
【作】池谷雅夫  【音楽】金子隆博

【出演】
キムラ緑子 芦名星 鶴見辰吾 山本佳希
名取幸政 岩渕敏司 島崎裕気 小林凛輝

FMシアター『SMILE!』番組ホームページ
ネットラジオらじる★らじる
※インターネット、スマートフォンでも同時配信でお聴きになれます!

投稿者:スタッフ | 投稿時間:17:20 | カテゴリ:オーディオドラマ

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