放送現場の疑問・視聴者の疑問

台風がやってくる「二百十日」とは?

台風がよくやって来る日とされる「二百十日」は、 なぜ「二百十日」というのでしょうか。

「立春」から数えて210日目にあたるためです。

解説

「二百十日」[ニヒャクトーカ]は、「彼岸」[ヒカ゜ン]「土用」[ドヨー]などと同じ「雑節」[ザッセツ]の一つで、「立春」から210日目(9月1日ごろ)をいいます。このころは稲の開花期にあたり、台風がよく来るので厄日とされていますが、むしろ過去の記録では台風の襲来はこの前後に多くなっています。

(気象ハンドブックP120ほか参照)

「風少し 鳴らして二百十日かな」(尾崎 紅葉)

(メディア研究部・放送用語 豊島 秀雄)