台風がやってくる「二百十日」とは?
1999.08.01
台風がよくやって来る日とされる「二百十日」は、 なぜ「二百十日」というのでしょうか。
「立春」から数えて210日目にあたるためです。
解説
「二百十日」[ニヒャクトーカ]は、「彼岸」[ヒカ゜ン]「土用」[ドヨー]などと同じ「雑節」[ザッセツ]の一つで、「立春」から210日目(9月1日ごろ)をいいます。このころは稲の開花期にあたり、台風がよく来るので厄日とされていますが、むしろ過去の記録では台風の襲来はこの前後に多くなっています。
(気象ハンドブックP120ほか参照)
「風少し 鳴らして二百十日かな」(尾崎 紅葉)