1月1日の朝は、なぜ「元旦」という?
1998.12.01
まもなく新年を迎えますが、1月1日「元日」の朝のことを、なぜ「元旦」というのでしょうか。
「旦」は日が昇る時(日の出)を表す文字ですので、「元旦」は「元日の朝」のことです。
解説
「旦」は、二つ以上の字を組み合わせて新しい文字を作り意味を合成する会意文字の一つです。
「日」と「-」(地平線)を合わせて、太陽が地上に現れることを示しています。このように「元旦」は「元日の朝」を表すことばですので、「元旦の朝」は重複表現。また、「元旦の夜(午後)」というのは間違いです。
<例>
×元旦の朝は、○○の番組をお楽しみください。
×元旦の夜(午後)は、いかがお過ごしですか。
(NHKことばのハンドブックP45参照)
「元旦や いつもの道を母の家」(星野立子)