生きるスキル

"孤立"からのサバイバル③閉鎖空間では、お互いにたすけあい、
ネガティブトークは禁物。

メイン画像

エレベーターの照明などに使える非常用電源は、最低30分くらいは持つようになっていますが、それ以上だと真っ暗になってしまいます。救助が来るまで心細い時間を過ごさなければなりません。

防災システム研究所 所長の山村武彦さんによれば、首都直下地震が起きたときは10時間以上閉じ込められることも覚悟しなければならないといいます。

エレベーターの作業員の数が足りなくなるのにくわえ、がれきや渋滞による道路閉塞で、なかなか現場にたどり着けないことも考えられるからです。

「大切なのは“助け合いの精神”です。
満員状態なら交代で座って休む…などのルールを話し合って決めるようにしましょう。

問題になるのはトイレです。東日本大震災のときは、ポリ袋などトイレに使えそうなものを出しあったという話があります。お互いさまの精神で対処しましょう。

また、話す内容もなるべくポジティブな内容にするように。
時間はかかるかもしれませんが、必ず助けは来ます。希望を持ち続けることが肝心です」
(山村さん)

Top