大地震が起きた時、どうすれば大切な人や
地域を守れるのか。
いま私たちに
残されている時間がどれだけあるのか、
わかりません。
そのときに備え、
“生きる”ためのノウハウを紹介します。
最悪の場合、死者が2万3000人にも
なると想定される首都直下地震。
この被害を少しでも抑えるための
“生きるスキル”とは…!?
①地震火災は、平時の火災とは違います。“同時多発火災”の怖さを知っておきましょう。
②揺れがおさまったら、火事が起きていないか確認しよう。
③火事が遠くでも、あなどってはいけません。早めの避難行動が大事です。
④日ごろから“避難場所”をチェックしておきましょう。
⑤「地震だ 火を消せ!」はひと昔前の話。いまは「地震だ 身を守れ!」火を消すのは揺れがおさまってから
⑥消火器を用意しましょう。
⑦火事のときは大声で近所の助けを求めよう。
⑧炎が目の高さを超えたら潔く逃げる。
⑨炎だけでなく、煙も怖い。
⑩地震のときは“電気火災”に要注意。家を離れるときはブレーカーを落とすようにしましょう。
⑪“感震ブレーカー”をつけるのも有効
『首都直下地震の被害想定と対策について(最終報告)』
(※平成25年(2013年)12月中央防災会議 首都直下地震ワーキンググループ)
には、こう記されています。家具の下敷きや、家具の損壊に伴う出口の閉塞等により、多くの自力脱出困難者が発生するが、救助・救命活動が間に合わず、時間の経過による体力の消耗、火災や余震に伴う建物被害が増大した場合、死者が増大する。
この被害を少しでも抑えるための
“生きるスキル”とは…!?
①“直下型地震”の揺れについて知っておきましょう
②“耐震診断”“耐震化”を進めましょう
③“家具の転倒対策”にとりくみましょう
④“突っ張り棒”を使う際の注意点
⑤“家具を置く位置”にも注意しましょう
⑥懐中電灯やシューズを常備しましょう
⑦“飛び出し防止”“飛散防止”対策も…
⑧“耐震ジェルマット”を利活用しよう
⑨少しづつやっていく“コツコツ防災”がおススメ。
⑩地震がおきたら、“落ちてこない 倒れてこない、移動してこない”場所へ…!
⑪街を歩いていた場合は、電柱、ガラス、看板の落下物に注意。
⑫自動販売機、ブロック塀の転倒を避け、落下物のないなるべく広いところへ。
⑬スーパーマーケットでは買い物カゴで頭を守りましょう。
⑭大地震には余震がつきもの。無理に帰宅しないようにしましょう。
首都直下地震では、さまざまな“孤立”が起こります。
ビルの倒壊、列車の脱線、土砂崩れなどで閉じこめられる可能性があります。
そうした“閉鎖空間”でなくても、電気、ガス、水道、通信などのライフラインが断たれたなかで何日も過ごさなければならなくなるのです。
『首都直下地震の被害想定と対策について (最終報告)』
(※平成25年(2013年)12月中央防災会議 首都直下地震ワーキンググループ)
にはこう記されています。
災害時の“孤立”に備え、知っておくべき
“生きるスキル”とは…!?
①万が一閉じこめられたら、“笛”で自分の居場所を知らせましょう。
②エレベーターで揺れを感じたら、すべてのボタンを押しましょう。
③閉鎖空間では、お互いにたすけあい、ネガティブトークは禁物。
④エレベーター用非常用グッズを用意しておくこともおススメ
⑤“防災ポーチ”を持ち歩くようにしましょう。
⑥備蓄は“使いながら備蓄”がおススメ
⑦災害時の食料は、栄養バランスについて気をつけましょう
⑧冷蔵庫の中身を早めに処分…震災初日は“鍋”がおススメ
⑨“トイレ”の備蓄も忘れないようにしましょう
⑩地震が起きたすぐあとは、水洗トイレの水は流さないようにしましょう。
⑪家には救助用工具(バール、のこぎりなど)を準備しておきましょう。
⑫高層マンションでは“備蓄”はとくに念入りに…
※この記事は2019年12月3日(火)〜12月6日(金)に放送された
「生きるスキル」を元に制作しています。