発掘ニュース

No.051

2015.04.03

バラエティー

「きょうの料理」で腕をふるう先代・海老蔵さん!

新年度になりました!「発掘ニュース」も2年目。今回は4月から新たに番組公開ライブラリーでご覧いただける“発掘番組”をご紹介します。もちろん無料で見られますよ!
まずは…

今の市川海老蔵さんのお父様、十代目・市川海老蔵(十二代目・團十郎)さんの“お宝”映像から!

1976(昭和51)年放送の「きょうの料理」です。各界で活躍する皆さんが料理の腕をふるう『わたしの自慢料理』、当時30歳の海老蔵さんが出演しました。

司会はこの方!

山川静夫さんです。これまでも「ウルトラアイ」はじめ数々の“お宝”ビデオを提供いただいていますが、今回ご紹介する番組も山川さんからの提供です。

まずは海老蔵さんが左利きであることに反応する山川さん。
「どうです、左利きで舞台で困るってことはありませんか?」
海老蔵さんは…

「意識しない動作、たとえば羽織を結ぶ場合にも、右でこう結ぶのを左で結んじゃったり…ご覧になっている方でパッと気づく方もいらっしゃいますので、そういう時は“しまった!”と思うんです…」

さて海老蔵さんの自慢料理はというと??

まずは「かおり巻き」。歌舞伎の舞台がある時にはニンニクなど“かおり”の強い食べ物は共演相手に失礼にならないよう避けるため、休みの時には思う存分“かおり”の強いものを食べるのだそうです。

ひき肉やネギ、ニンニクを炒めたものをレタスで巻いて食べるのですが…

材料の説明がとってもユニークです!「セロリはこれくらい」と指で長さを示したり、「ひき肉は握ってこれくらい」…とまさに“男の料理”。しょう油の入れ方も…大胆です。

ほかにも2品の料理を披露!

“成田屋揚げ”は、ご存知の通り屋号の「成田屋」が名前に入っています。模様に注目!成田屋の定紋『三升(みます)』をあしらっています。レシピを紹介しましょう!

① 海老をすりつぶしてネギのみじん切り、しょうが、塩・コショウを混ぜて良く練ります。

② 食パンの片面を水で溶いた小麦粉に浸し、そこに練った海老を塗りつけます。さらに両面を溶き卵に付けたあと…

③ 黒ゴマを振りかけ模様を付けていきます。ここで「成田屋揚げ」の由来にもなっている“三升”の紋を描きます!

④ あとは高めの温度のサラダ油で、まず海老の付いた面を下にして揚げ、最後にひっくり返し、胡麻の付いた面を下にして揚げれば出来上がり!

番組中、いたるところに笑いを誘う海老蔵さんと山川さんの掛け合いが散らばっていて、料理番組というよりはトーク番組としての楽しみがいっぱい!歌舞伎界に精通している山川静夫さんならではの司会です!

是非、お近くの番組公開ライブラリーでご覧ください!

番組公開ライブラリーは、埼玉・川口のNHKアーカイブスや皆さんがお住まいの地域のNHK各放送局などで、無料でご覧いただけます。詳しくはこちら

次回も今月公開の“お宝”番組をご紹介します、お楽しみに!

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