ハピネッツ 期待の高校生Bリーガー 小川瑛次郎選手に聞く
- 2024年02月21日
インタビューを行った2月19日は、小川選手のハピネッツ加入の発表からちょうど3週間。
公式戦にも出場した小川選手に、チームメートとの仲や、試合に出場したときの気持ち、そして今後の目標について渡辺キャスターが話を聞きました。
NHKプラスで2/26(月) 午後7:00 まで配信中👇
現役高校生プレーヤーは"宇宙人"?
チームにはなじめましたか?
最初はすごく緊張していたんですけど、意外と和やかな雰囲気で
バスケットをしていて、だんだんなじめてきています。
チームメイトからなんて呼ばれていますか?
小川瑛次郎というんですけど、下の名前を取って「エイジ」って呼ばれています。
先輩たちとも仲良くやっていますか?
自分的にはよく分からないですけど、宇宙人というふうに呼ばれていて、日本語がうまくしゃべれない、聞き取れないところが少しあるんですけど、そういうところをいじられています。
子どもの頃から憧れていた選手と一緒にバスケットできることはすごいことですよね
普通の高校生だとなかなか経験できないことを、自分は経験させて
もらっているので、それをよい機会にして自分のレベルアップに
つなげたいと思っています。
憧れのBリーグの試合に出場して
小川選手の初めての公式戦は加入発表からわずか2日後の1月31日。
けが人続出で連敗中だったチームは序盤、茨城ロボッツ相手にリードを許す展開に…
そんな劣勢のなか、コートに送り込まれた小川選手は得意のスリーポイントでBリーグ初得点。
小川選手の得点で勢いに乗ったチームは逆転勝利。
まさに流れを変えるスリーポイントとなりました。
しかし、本人にとってはさまざまな想定外が起きていたそうです。
公式戦初出場となった茨城ロボッツ戦を振り返ってみてどうですか?
自分が思っていたより、早く呼ばれて「今か!?」みたいな感じだったんですけど、チームも負けていて、こんなときに出ていいのかなと思っていたんですけど、逆に自分がこの流れを変えたい!!と思って試合に入りました。
緊張はなかったですか?
自分はこれまで拍手していた側だったので、コートの中はこういう感じなんだと
感じたのと、ホームの力はすごいなって思いました。
ブースターの大声援の中でプレーはしびれますね
バスケットをやっていて、幸せに感じる場面でもありますし、やっぱり試合に出ている以上、責任感というのは感じました。あの時は、しっかりとよいバスケットしたいと思っていました。
スリーポイントを決めた瞬間は?
速攻の場面で航さん(熊谷選手)がフリーになっている自分にいいパスをくれて、自分は入れるだけだったので、ほぼ航さんの得点みたいなもので、航さんに感謝です。
家族も見に来ていたんですよね
両親と兄と姉、みんな来てくれてうれしかったし、兄からは「俺のほうが緊張したわ」って言われて。でも「スリーポイント入れたから、良かったでしょ」ってやりとりしました。
小川選手は現在、山形県の羽黒高校に通っていますが、高校のクラスメートからも祝福されたのではないですか?
山形の高校から、わざわざ秋田に来てくれて応援しに来てくれたり、ネット動画をみてメッセージくれたりして、すごいうれしかったです。
さらなる成長へ 見据える先は・・・
小川選手は、3月上旬までハピネッツに在籍する予定で、その後は白鷗大学に進学。大学でバスケットを続けるということです。
ハピネッツで練習して成長したと感じる瞬間はありますか?
高校とは全く違ったバスケットで、コートの中だけに限らずコート外であっても学ぶことはとても多いです。特にプレー面ではスクリーンのかけ方だったりスクリーンを使った動きというのは、ハピネッツで練習してうまくなったのかなと思います。
ハピネッツの経験は大学進学後も生きそうですか?
間違いなく生きると思いますし、ハピネッツほどの強度で練習や試合に取り組んでいる大学はないと思うので、経験をチームメートにも共有したいです。
今後の夢や目標について教えて下さい
大学4年間は自分のレベルをしっかり上げて、またBリーグに戻ってきて活躍したいです。
バスケットに取り組む秋田の後輩たちに向けたメッセージを
自分も秋田市の小中学校から育って、今この舞台に立っているので、まだまだですけど、「可能性というのは誰しもが持っている」と思うので、バスケットをいっぱいして、もっと自分をこえるような人が出てくればいいなと思います。