2023年10月04日 (水)秋・冬の天気は?


こんにちは。気象予報士の山崎です。

 

ことしは秋になってもムシムシとした夏らしさが消えず、残暑が長続きしました。

実際、下関のことしの9月の平均気温は観測史上1位タイの暑さでした。

 

今週になり、ようやく朝はヒンヤリ肌寒さも感じられ、秋らしさを感じた方も多いのではないでしょうか?

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夏が暑いと、秋・冬も気温は高いのか?

気象庁が発表している長期予報を見てみましょう。

 

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画像1:3か月予報(9/19発表)

 

平均気温はこの先も高い見通しです。

 

9月の気温が高かったため海水温が平年より高くなっており、台風襲来の時期が10月に伸びる可能性もあります。

11月は木々が色づく時期ですが、これには朝晩の冷え込み具合も重要になってきます。
見ごろが例年より後ろ倒しになることも考えられます。

12月からは、気象庁の定義でも「冬」になりますが、ここも気温は高めの予想。

紅葉見ごろと同様に初雪が遅れるかもしれません。

 

なお、先月19日、冬の予報(寒候期予報)が発表されました。

冬(12月~2月)の見通しはこちら。

 

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画像2:冬の予報(9/19発表)

 

やはり気温は高めの予想。

上空の偏西風の吹く位置がいつもより北にズレることで寒気の流入が抑制される見通しであるためです。

ちなみに、、山口県は降雪の予報は対象外ですが、参考として山陰地方の予報を掲載しています。

こちらは、例年より「少ない」予想。

 

冬が苦手な山崎からすると嬉しい一方、寒さや雪が控えめの冬は気象予報士としては少し寂しい気もしてしまいます。

バランス良い天気になる事を祈っています。

 

 

投稿者:アナウンス | 投稿時間:13時30分

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