台風7号2023年 小笠原諸島に接近見込み 風や雨量の予想は 10日父島では

小笠原諸島 父島では

小笠原諸島の父島で10日午後3時半ごろに撮影された映像では、午前中よりも草木や電線が大きく揺れ、風がより強まっているほか、また、波も高くなっていて、岩肌に強く打ちつけています。船はロープで固定されていました。

また街なかでは、建物の窓ガラスが割れないように、板でふさがれるなど、備えも進んでいる様子でした。

小笠原諸島は暴風域に

台風7号は11日の昼前の時間帯、小笠原諸島に最も接近していて父島と母島が暴風域に入っています。父島では午前11時前に25.2メートルの最大瞬間風速を観測しました。

小笠原諸島ではあすにかけて一部の住宅が倒壊するおそれもある猛烈な風が吹く見込みで、12日にかけて猛烈なしけとなる見込みです。

伊豆諸島 12日大しけ 13日猛烈なしけ

11日は台風の接近に伴って潮位も高くなり高潮や高波による浸水の被害が出るおそれがあります。

また、伊豆諸島でも12日は大しけとなり、13日は非常に強い風が吹いて猛烈なしけとなる見込みです。
伊豆諸島の13日の最大風速は25から29メートル、最大瞬間風速は35から45メートルと予想されています。

小笠原諸島 予想24時間雨量150ミリ（～12日昼）

大雨にも警戒が必要です。小笠原諸島では台風本体の雨雲がかかり、12日にかけて、雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降る見込みで、12日昼までの24時間に降る雨の量は多いところで150ミリと予想されています。

伊豆諸島でも13日は警報級の大雨になるおそれがあります。小笠原諸島では不要不急の外出を控え、暴風や高波、高潮、土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水や河川の増水にも十分注意してください。

伊豆諸島では高波に厳重に警戒し、今後の台風の情報に注意してください。