本庄市内の4つの高校の生徒と、日本薬科大学(埼玉県伊奈町)の学生、そして寝具メーカーが協力して枕を開発しました。ことし4月から本庄市のふるさと納税の返礼品に採用される予定です。1月29日の首都圏ネットワーク「おかえり天気」の中継では、開発した枕について、寝具メーカーの工場からお伝えしました。
上の写真で、気象予報士の黒田菜月さんが手に持っている枕。
本庄市内の4つの高校(埼玉県立本庄高等学校、本庄第一高等学校、本庄東高等学校、早稲田大学本庄高等学院)の生徒と、日本薬科大学の学生、そして東京に本社を置く寝具メーカーが協力して開発しました。
寝具メーカーの工場からの中継では、開発に携わった生徒や学生にお話を聞きました。
本庄市では、地域と地元の高校などが連携して、地域貢献に繋がる取り組みを行っており、その一環で枕を開発しました。
枕の特徴を教えてください。
枕の中身は1種類ということが多い中で、開発した枕は、弾力のある「粒わた」、柔らかい「羽毛」、そして硬さのある「パイプ」といった、3種類の素材を入れているところが特徴です。
上の部分には「粒わた」、下の部分には「羽毛」、そして裏側には「パイプ」というように、部分ごとに素材をかえることで、異なる感触を得られるようにしました。
それぞれの体に合った感触を選ぶことができるので、頭にフィットしやすく、いびきをかきにくく、そして体に疲れがたまりにくい枕となっています。
さらに、枕にはファスナーがついていて(下の写真)、中身の量を調整できるそうです。触ってみたところ、3つの素材はすべて感触が異なっていて、柔らかかったり、もちっとしたりしていました。
枕の完成に至るまでに、下の写真のような試作品をつくりました。
写真の左にある枕は、パイプを使っていて通気性が良く、パイプの中でもやわらかい感触を得られる素材を使っているのが特徴です。真ん中の枕は羽毛とパイプを使い、両面で異なる感触を得られるリバーシブルな枕だということです。そして右の枕は粒わたを使い、取り外しができ、片方はネックピロー、もう片方は抱き枕として使うことができます。
これらの試作品の良いところを集めて、「粒わた」「羽毛」「パイプ」の3つの素材を使うことで、部分ごとに異なる感触を得られる枕を開発しました。この枕は、ことし4月から本庄市のふるさと納税の返礼品として採用される予定です。
今回のおかえり天気は、2月5日(月)の午後7時までNHKプラスでお楽しみいただけます。