埼玉県草加市の伝統産業である「革製品づくり」。
草加市文化会館にある伝統産業展示室では、毎月第4土曜日、レザークラフト体験が開催されています。草加市を中心に、近隣で革の製造に携わる職人らが加盟する「そうか革職人会」と、獨協大学(草加市)の学生がコラボしてつくった製品も販売されています。
1月15日の首都圏ネットワーク「おかえり天気」では、革製品の話題をお伝えしました。
革製品づくりは、全国有数の産地となっている草加市の伝統産業です。中継場所になった草加市文化会館にある伝統産業展示室「ぱりっせ」では、草加の伝統産業である「革製品」や「せんべい」などが展示・販売されています。
NHKさいたま放送局のマスコットキャラクター「タマちゃん」も一緒にお伝えしました。
毎月第4土曜日には、「レザークラフト体験」が開催されています。中継では、そうか革職人会の富田典明さんにお話を聞きました。
どのような物をつくることができるのですか?
今月は干支(えと)の「たつ」をつくります。革は、ぬらすとやわらかくなり、乾くとかたくなる性質があります。この性質をいかして動物や恐竜など、様々なものをつくっています。また、電気ペンを使って名前や模様をかくこともできます。みなさんに楽しんでいただいています。
下の写真にあるように、裁断され切り込が入った革が用意されていて組み立てていきます。
「たつ」以外にも、「犬」「クマ」「トナカイ」「恐竜」などをつくることができます。
「そうか革職人会」と獨協大学の学生がコラボレーションして革製品のブランドを立ち上げて製品をつくりました。リップやハンコなどを入れるケース、プレゼントにぴったりの花などがあります。
学生にもお話を聞きました。
ブランド立ち上げの経緯を教えてください。
私たちのゼミのテーマはSDGsです。ゼミ活動の中で、革がエコでサステイナブルだということを知りました。「そのことを伝えたい」「これらも残したい」と思い、そうか革職人会とコラボしてブランドを立ち上げました。
製品は、草加市文化会館にある伝統産業展示室「ぱりっせ」で販売されているということです。また、学生たちは、イベントなどでの販売も考えているということです。
今回のおかえり天気は、1月22日の午後7時までNHKプラスでお楽しみいただけます。