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- 2024年5月23日
東京電力 電気料金値上げ 過去最高水準に 節電どうする?“エアコンの賢い使い方”とは
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東京電力のことし7月請求分の電気料金は、政府が物価高騰対策として続けてきた補助金をいったん終了することなどから、平均的な家庭では、前の月より400円近く値上がりし、これまでで最も高い水準に近づく見通しです。
電気料金の値上げを受け、気になるのが、これから使う機会が増えるエアコンの賢い使い方だと思います。暑さが本格化するのを前に家庭できる節電方法について大手空調メーカーに聞きました。
東電 7月請求の電気料金 過去最高水準に近づく見通し
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電気料金は、火力発電の燃料となるLNG=液化天然ガスや石炭などの輸入価格をもとに、毎月、見直しを行っています。
東京電力によりますと、ことし7月に請求される家庭向けで契約者の多い「規制料金」は、使用量が平均的な家庭で前の月より392円値上がりし、8930円となる見通しです。
これは政府が、物価高騰対策として行っていた電気料金への補助金を6月請求分でいったん終了するためで、ロシアによるウクライナ侵攻を背景にした燃料価格の高騰で最も高い水準となった、2022年9月から2023年1月にかけての9126円に近づく形です。
ただ、会社によりますと電気料金に大きく影響する直近のLNGの輸入価格は、暖冬などの影響で下落していて、補助金の終了に伴う値上がり幅を、一定程度、抑える方向に働いているということです。
東京電力を含む、電力大手10社は5月30日に7月請求分の電気料金を正式に発表することにしていて、多くで値上がりが予想されます。
電気料金上がる 気になるのが冷房費
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電気料金の上昇で特に気になるのが冷房費。
暑さが本格化する前に家庭できる節電方法について大手空調メーカー「ダイキン工業」の担当者に東京・新宿区にあるショールームで聞きました。
エアコンフィルターの掃除などを
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まずあげたのが、エアコンのフィルターの掃除と室外機の周りの環境を整えることです。
▼フィルターにほこりがたまるとエアコンの中を通る空気の量が減って設定温度になるまでに時間がかかるほか、▼室外機の周りに物があると室内から運ばれてきた熱を効率的に放出できなくなり、電力を余分に消費してしまうということです。
風向きと風量の工夫 1か月900円超の節約に
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さらに、使い方での工夫も。
この会社が午前8時からの11時間、エアコンをつけたままにして消費電力量を比較した調査では、▼風向きを「ななめ下」よりも「水平」にする方が、▼風量も「弱」よりも「自動」にする方がそれぞれ▼消費電力量がおよそ30パーセント少なくなり、▼1か月あたり900円あまり電気代が節約できる結果が出たということです。
「ダイキン工業」広報グループ 由井明日香さん
「電気代を気にしてエアコンを控える人もいますが熱中症にならないためにも、こうした節電の工夫を取り入れて、上手に使ってもらえたら」