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  • 2024年5月21日

この時期の紫外線に注意 シワや肌の老化につながる日焼け防ぐには 皮膚科医に聞く

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太陽の日ざしも強くなってきたこの時期。
気になるのは、暑さ対策に加えて、紫外線への備えではないでしょうか?

東京・渋谷の大型雑貨店では、日傘や帽子などを集めた特設コーナーが設置されていました。

皮膚科の吉木伸子医師は、紫外線対策について「5月の紫外線は真夏とあまり変わらないため対策が必要です。生活の中で『うっかり日焼け』みたいなものは結構していて、それが蓄積してシミとか肌の老化につながっているので、この時期から対策をするといいと思います」と話していました。

日焼け止めなどの特設コーナー設置

渋谷ロフトでは、日傘や帽子、それに日焼け止めなどを特設コーナーで販売しています。

店によりますと、特に日傘と雨傘、両方の機能をもつ晴雨兼用の傘が好調で、去年の同じ時期に比べて女性のもので3割、男性用は5割も売り上げが増えており、5月20日から予定を前倒して売り場を拡大しました。

また日焼け止めは、美容成分が入ったものを多く取りそろえています。
肌のトーンアップもできるなど、さまざまな機能をあわせもつ商品が多くなってきているということです。

帽子はことし、日傘にも使われる、コーティングされた生地で作られたものが新たに登場しました。

ロフト広報 横川鼓弓さん
「紫外線対策グッズはどんどん機能が増えてきています。目的にあわせて選んでいただきたいです」

紫外線対策…どうすればいいの?

紫外線対策について皮膚科の吉木伸子医師に聞きました。

Q.紫外線というといちばん暑い時期、夏を想像する人が多いと思いますが、どうなのでしょうか。

5月の紫外線は実は真夏とあまり変わらないため対策が必要です。曇りの日でもたとえ短時間の外出でも私たちは少しずつ紫外線を浴びています。みなさん、生活の中で「うっかり日焼け」みたいなものは結構していて、それが蓄積してシミとか肌の老化につながっているのでこの時期から対策をするといいと思います。

Q.効果的な日焼け止めの塗り方を教えてください。

顔全体を保護するためには500円玉大の量を塗る必要があります。ただ、多くの人はその半分以下しか塗っていないと言われています。半分の量になると効果は4分の1程度になってしまうんです。女性は日焼け防止のためにファンデーションを塗ることもおすすめしたいです。パウダータイプは効果が長持ちします。男性は日焼け止めを2時間おきに塗り直しましょう。

Q.ほかに日常生活で取り入れられることはありますか。

目を守るためにはサングラスが効果的です。色が付いていないタイプもあります。室内に入ってくる紫外線を防ぐグッズとして、UVカット加工された窓用のフィルムもあります。

Q.これから夏を迎えるにあたりどのような心構えをしたらいいでしょうか。

紫外線は健康や子どもの成長のために必要な面もあります。顔や首などシミができると目立つところはしっかりとガードした上で、それ以外の部分は一定の時間、日に当たることも必要だと思います。やりすぎず賢く紫外線対策をして夏を楽しく乗り切ってほしいと思います。

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