もっとニュース

  • 2024年5月21日

ことしの夏は暑い 雨は平年並みか多いと予想 関東甲信は?気象庁 長期予報

キーワード:

気象庁は、ことし6月から8月にかけての夏の長期予報を発表しました。

それによりますと、6月からの3か月は暖かく湿った空気が流れ込みやすく、全国的に気温が平年より高くなる見込みです。

関東甲信地方も、6月からの3か月は気温は高くなる見込みで、降水量は「ほぼ平年並」と予想されています。

気温は全国的に高い傾向

気象庁は、5月21日にことし6月から8月にかけての夏の長期予報を発表しました。

はじめに気温です。
エルニーニョ現象が終息に向かっているため、日本の南にある太平洋高気圧の張り出しが強まり、その縁を回って暖かく湿った空気が流れ込みやすくなると見込まれ、3か月間の平均気温は全国的に「高い」と予想されています。

月別に見ますと、6月と7月は▽北日本で「平年並みか高い」、▽東日本、西日本、沖縄・奄美では「高い」と見込まれ、8月は北日本から沖縄・奄美にかけていずれも「高い」と予想されています。

降水量…平年並みか多い

次に、3か月間の降水量は▽北日本と東日本で「ほぼ平年並み」、▽西日本と沖縄・奄美で「平年並みか多い」と予想されています。

このうち、▽6月は、5月21日に梅雨入りが発表された沖縄・奄美と西日本太平洋側で、▽7月は西日本と東日本太平洋側でいずれも「平年並みか多い」見込みです。

6月、7月ともにそのほかの地域では「ほぼ平年並み」と予想されています。

▽8月は全国的に「ほぼ平年並み」の雨量が予想されています。

一方、今後、南米・ペルー沖の赤道付近で海面水温が平年より低くなる「ラニーニャ現象」が発生した場合、特に8月は非常に暑くなるおそれがあるとしています。

気象庁異常気象情報センター 田中昌太郎 所長
「この夏、ラニーニャ現象が発生するかは五分五分で、熱帯の状況によって暑さの程度が変わってくる。今の時点では、この夏は高温多雨の傾向を見込んでいるため、十分な熱中症対策と大雨への備えをしてほしい」

関東甲信地方は

関東甲信地方は、暖かい空気に覆われやすいため、6月からの向こう3か月の気温は高くなる見込みです。また、降水量は「ほぼ平年並」と予想されています。

月別の天候
6月 平年と同様に曇りや雨の日が多い見込みです。
7月 期間の前半は、前線や湿った空気の影響を受けやすいため、平年に比べ曇りや雨の日が多いと予想されています。また期間の後半は、平年と同様に晴れの日が多い見込みです。
8月 平年と同様に晴れの日が多いと予想されています。

関東甲信地方の平均気温は、6月から8月にかけてはいずれも「高い」見込みで、降水量は6月と8月は「ほぼ平年並み」、7月は「平年並みか多い」と予想されています。

あわせて読みたい

ページトップに戻る