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「等々力渓谷」東京23区唯一の渓谷 広範囲で立ち入り禁止のなぜ いつまで

  • 2024年1月26日

「都会のオアシス」などとして多くの人に親しまれている、東京・世田谷区の等々力渓谷公園。実はいま(2024年5月時点)広いエリアで立ち入りが禁止されています。なぜなのか。いつになったら散策ができるようになるのかなど取材しました。

5月17日 記事の内容を更新しました

23区唯一の渓谷 「ナラ枯れ」など進む

東京・世田谷区の等々力渓谷公園。東急大井町線の等々力駅や、東急バスの等々力バス停から歩いて3分~5分程度のところに位置しています。武蔵野台地の南端を、川が浸食してできた渓谷で、長さおよそ1キロメートルの遊歩道があり、地元の人だけでなく、観光客にも人気となっています。

ところが、去年(2023年)7月。園内の遊歩道で長さ20メートルほどの倒木が見つかり、区がおよそ700本の樹木を調査した結果、50本あまりで「ナラ枯れ」などが進み、伐採などの対応が必要になったということです。

このため、区では伐採の作業を進めるためとして、園内の広いエリア(およそ1キロメートルの遊歩道のうち700メートル)で立ち入りを禁止しました。
訪れた人に話を聞いてみました。

訪れた人

ここに来ると癒されます。

訪れた人

(いま入れないのは)残念です。

地元の保存会の人たちは

等々力渓谷保存会の会長を務める吉村俊雄さん(80)です。45年あまりに渡って、渓谷の環境保全を目的に、清掃のボランティア活動や、春のたけのこほり体験などのイベントを開催してきました。イベントには、地域の子どもたちのほか、ここ数年は、外国人観光客も参加していたということです。
しかし、今回の倒木により、現地への立ち入りが禁止されたため、ことし(2024年)は、こうしたイベントが開催できないということです。

吉村さん
「近くで生まれ育ち、昔からの遊び場である渓谷の遊歩道に入れないのはとても残念です。夏の自然観察会は、子どもたちも喜んでいたので、早く工事を進めほしい」

通れるようになるのはいつ?(5/17最新の内容に差し替えました)

世田谷区によりますと、等々力渓谷には急斜面や急傾斜が多く、伐採の作業を終えるまでには、数年かかる見通しを示していましたが、専門家の意見を踏まえて作業工程を詳しく検討したところ、当初より早まり、来年度中(2025年度)には全面的に開放できるという見通しを発表しました。南にある谷沢川の下流側から順次開放するということです。
また、作業にかかる費用を集めるふるさと納税の制度を活用した寄付の募集を6月中に始めたいとしています。

世田谷区 公園緑地課の担当者
「区民の方などから、早く利用したいという声もいただいています。また、多くの方が安全に楽しく散策できる公園になるよう、取り組みを進めます」

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