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八王子市長選挙2024年 開票結果や投票率は? 投開票1月21日

  • 2024年1月21日

任期満了に伴う東京・八王子市の市長選挙が1月21日に投票が行われました。開票の結果、自民党と公明党が推薦した新人の初宿和夫氏が初当選を果たしました。投票率は38.66%で、前回・4年前を7.20ポイント上回りました。初宿氏の選挙戦や開票結果などをまとめました。
【更新 1月22日】

八王子市長選挙 初宿氏が初当選

顔写真は、撮影の承諾を得た方について紹介しています。

▼初宿和夫氏
 元東京都人事委員会事務局長
 自民党と公明党が推薦
▼滝田泰彦氏
 元東京都議会議員 
 立憲民主党、共産党、社民党、地域政党の生活者ネットワークが支持
▼両角穣氏
 元東京都議会議員
▼服部貴之氏
 コンサルティング会社社員
▼かまたたかゆき氏
 派遣社員

八王子市長選挙は3期務めた現職が引退の意向を示し、新人5人による争いとなりました。開票の結果、自民党と公明党が推薦し、日本維新の会の東京都総支部「東京維新の会」が支援した初宿氏が初めての当選を果たしました。

初宿氏は59歳。海上自衛隊を経て東京都の職員となり、新型コロナ対策担当の局長などを務め、今回、現職から後継指名を受けて初めて立候補しました。

初宿和夫氏

初当選を果たした初宿氏は記者団の取材に対し、「政治資金の問題について批判を受けることもあった。厳しい選挙戦だったが結果を出せてほっとしている。これまでの市政の流れを継承して次のステージに進めたい」と述べました。

滝田泰彦氏

滝田氏は記者団の取材に対し、「このような結果になったことは私の力不足でありおわび申し上げます。今回の経験を今後の政治の活動につなげていきたい」と述べました。

八王子市 自民党 萩生田・前政調会長の地元

自民党の萩生田・前政調会長の地元、衆議院東京24区がある八王子市で行われた今回の市長選挙は、派閥の政治資金パーティーをめぐる事件の影響で、自民党が推薦した初宿氏が有権者の支持を固めきれるのか、関係者からは懸念する声が聞かれていました。

1月14日の告示日に初宿氏の出陣式でマイクを握った萩生田氏は「陣頭指揮をとらなければいけない市長選挙にも関わらず、政治資金パーティーの会計処理をめぐって大変なご心配をおかけしていることをおわび申し上げたい」と謝罪しました。
選挙戦のなかで萩生田氏は初宿氏への支持を前面に出て呼びかける場面は多くは見られませんでした。

自民党幹部が次々と応援に 小池知事も

こうしたなか初宿氏のもとには菅前総理大臣のほか自民党の幹部などが次々に応援に入りました。終盤の19日金曜には東京都の小池知事が急きょ駆けつけ、「初宿氏は都庁の職員として35年、さまざまな部署で経験を重ねてきた。行政を熟知し現場で実行してきた人だ」と激励しました。

初めての当選を果たした初宿氏の選挙事務所で萩生田氏は「寝られない1週間だった。本来は追い風を送らなければいけない私がブレーキになってしまい、大切な選挙戦で重い影を落としてしまった。私のマイナスを市議や都議、選対を支えた市民のみなさんのおかげで初宿新市長を誕生させてもらった。今度こそ国政から政策の追い風が送れるようにがんばりたい」と述べました。

一夜明けて初宿氏は

一夜明けた22日朝、初宿氏はJR八王子駅前に立ち、行き交う人から声をかけられると握手をしながら「なんとか勝ち抜けた。これからしっかりやっていきます」と応じていました。

このあと取材に応じた初宿氏は「非常に厳しい選挙戦だった。当選した現実感はこれからじわじわわいてくると思うがご支援や1票の重みをしっかり受け止め、24時間365日働いて市民のために尽くしたい」と抱負を述べました。

八王子市長選挙 投票率の推移

今回の投票率は38.66%で、前回と比べて7.20ポイント上回りました。過去5回の市長選挙の投票率をみると平成16年の29.56%が最も低く、平成24年の34.95%が最も高くなっています。

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