【12月25日~12月31日】
新型コロナの定点把握による感染者数について、12月31日までの1週間の状況です。全国では6週連続で前の週より増加しています。東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の1都3県も、いずれも前の週よりも引き続き増加しています。感染状況や推移を図表でまとめました。
(発表時点の感染者数です)
厚生労働省によりますと2023年12月31日までの1週間に全国およそ5000の医療機関から報告された新型コロナの患者数は前の週から5458人増えて2万7987人となりました。また、1つの医療機関あたりの平均の患者数は5.79人で前の週の1.27倍となりました。前の週から増加が続くのは6週連続となります。
都道府県別では多い順に、北海道が12.28人、長野県が10.65人、愛知県が9.19人、岐阜県が9.15人、大分県が9.1人などとなっていて、44の都道府県で前の週より増加しています。
厚生労働省
「前の週に続いて全国的に緩やかな増加傾向となっている。手洗いや換気など引き続き対策を徹底して欲しい」
東京都内の感染症について、都は、2023年12月31日までの1週間の1医療機関あたりの感染者数を公表しました。それによりますと、新型コロナは3.39人と前の週の1.08倍となり、6週連続で増加しました。
都はこまめな手洗いや、せきやくしゃみが出る場合はマスクをするなどの感染対策を呼びかけています。
神奈川県は12月31日までの1週間における、新型コロナウイルスの定点把握による感染状況を公表しました。県によりますと、31日までの1週間は、県内の332の医療機関から1034人の新規感染者の報告があり、1医療機関あたりの平均は3.11人で、7週連続で増加しました。
埼玉県内の感染症について、県は12月31日までの1週間の1医療機関あたりの感染者数を公表しました。それによりますと、新型コロナは5.92人で、前の週より28%増えて6週連続で増加しています。
埼玉県は、手洗いや咳エチケットなどの基本的な感染対策とともに、寒い時期ではあるものの、換気を行うよう呼びかけています。
千葉県は、新型コロナウイルスの定点把握による感染状況を発表しました。12月31日までの1週間の1医療機関あたりの新たな感染者数は5.48人で前の週の4.73人と比べておよそ16%増加しました。
年代別では50代が最も多く、次いで20代、40代などとなっています。