【10月9日~15日】新型コロナの定点把握による感染者数について、10月15日までの1週間の状況です。前の週と比べ全国は6週連続で減少しました。このうち、東京都と神奈川県は1つの医療機関あたりの平均の患者数が3人を下回りました。1都3県を中心に感染状況をまとめました。
(発表時点の感染者数です)
*図表に誤りがあり、修正いたしました。
厚生労働省によりますと10月15日までの1週間に全国およそ5000の医療機関から報告された新型コロナの患者数は前の週から7043人減って1万8587人となりました。
1つの医療機関あたりの平均の患者数は3.76人で前の週の0.72倍となりました。前の週から増加が続くのは6週連続です。
都道府県別では多い順に、北海道が6.61人、岐阜県が6.13人、石川県が5.58人、沖縄県が5.54人、長野県が5.38人などとなっていて、香川県のみ前の週より増加しています。
厚生労働省
「ピークを過ぎて6週連続減少しているが、インフルエンザの患者は増加傾向にあるほか例年、冬にコロナの感染が拡大することからも引き続き、感染対策は続けてほしい」
東京都によりますと、10月15日までの1週間の新型コロナの感染者数は、1医療機関あたり2.33人で、前の週のおよそ64.4%と6週続けて減少し、ことし5月に感染症法上の位置づけが5類に移行したあと最も少なくなりました。
神奈川県によりますと、10月15日までの1週間は県内363の医療機関から1071人の新規感染者の報告があり、1医療機関あたりの平均は2.95人と5週連続で減少しました。
埼玉県が18日に発表した新型コロナの感染状況によりますと、10月15日までの1週間で、260の医療機関から報告のあった新たな感染者は1001人でした。
1医療機関あたりでは3.85人で、5.28人だった前の週と比べて1.43人減り、5週連続で減少となりました。
5人を下回るのはことし5月31日以来となります。
世代別にみると、10歳未満が168人と最も多く、次いで、10代が138人、50代が120人、40代が113人などとなっています。
千葉県は、新型コロナウイルスの「定点把握」による感染状況を発表しました。10月15日までの1週間の1医療機関あたりの新たな感染者数は3.75人で前の週と比べ減少しました。
年代別では50代が最も多く、次いで10代、40代となっています。