アメリカの経済誌「フォーブス」の日本版で、8月、「世界を変える30歳未満」として、高崎市の県立高校3年生、神谷航平さん(18)など120人を発表しました。
神谷さんは、中学生の時に自分の学校の校則に疑問を感じてSNSで発信を始め、現在は全国の高校の校則を情報公開請求などを使って調べ、インターネット上で公開する活動を行っています。
アメリカの経済誌「フォーブス」の日本版で、8月、「世界を変える30歳未満」として、宇宙飛行士の候補者に選ばれた米田あゆさんや来年のパリパラリンピックで活躍が期待される車いすテニスの小田凱人選手など120人が発表され、この中に、高崎市の県立高校3年生、神谷航平さん(18)も選ばれました。
神谷さんは、中学生の時に「登下校時の靴の色は白」など自分の学校の校則に疑問を感じてSNSで発信を始め、現在は全国の高校の校則を情報公開請求などを使って調べ、インターネット上で公開する活動を行っています。
今回の選出について、神谷さんは次のように話しています。
神谷航平さん
「『まさか自分が選ばれるとは』と驚いています。今までは、校則を守るか破るかの2択だったが、変えることも選択肢にできたと感じています。今後もデータを活用して、より広い対話が行われる社会に変えていけるよう取り組んでいきたい」
アメリカの経済誌「フォーブス」の日本版が発表した「世界を変える30歳未満」には、ビジネスやスポーツなどさまざまな分野から120人が選ばれています。
この中には、宇宙飛行士の候補者に選ばれた米田あゆさんや全国の市長で歴代最年少で当選した兵庫県芦屋市の高島崚輔市長なども含まれています。
神谷さんが運営するインターネットサイトの「全国校則一覧」は、神谷さんが情報公開請求を使って調べた全国の高校の校則をデータベース化していて、現在、およそ1700校分が掲載されています。
サイトでは、キーワードを入れて検索することができ、例えば「アルバイト」と入力すると、生徒のアルバイトについて定めている校則を閲覧することができます。
神谷さんは、今後は大学に進学して教育政策などについて研究し、データを活用した社会貢献活動に取り組んでいくことを目指しているということです。