郵便ポストは2022年度末の時点で全国におよそ17万あります。郵便の取扱量が減少している中、このポストの削減の是非について議論が進められています。業務負担とユニバーサルサービスの維持をどうしていくか。SNSであがった声や日本郵便が明らかにした郵便ポストをめぐる現状です。
郵便の取扱量が減少するなか郵便ポストについて削減の是非が総務省の有識者会議で検討されています。
7月27日に開かれた会合で日本郵便は現状を明らかにしました。それによりますと、全体の4分の1で1か月あたりの投かんが30通以下にとどまり、およそ4%はほとんど利用されていないということです。
そのうえで、郵便ポストに投かんされている郵便物の数をデジタル技術で事前に把握するなど取り集めの業務の効率化が必要で、デジタル化に伴うコストの負担も課題だとしています。
その一方で、郵便ポストは特に過疎化が進む地域でのユニバーサルサービスの維持が求められていることから、削減の是非をめぐって今後、議論が進められることになります。