新型コロナの影響で、この3年間、結婚式の規模を縮小したり、延期や中止にしたりした人も多いのではないでしょうか。そして5類になってはじめてのジューンブライド、東京・江東区の東京ビッグサイトでは結婚に関する最新のサービスを紹介するイベントが行われました。コロナ禍を経てどんなサービスが出てきているのでしょうか。
東京駅前で行われていた結婚写真の撮影です。コロナ禍で結婚式や披露宴が減った中、人気になっているといいます。
新型コロナが5類になってはじめてのジューンブライドを迎えます。
東京・江東区の東京ビッグサイトでは結婚に関する最新のサービスを紹介するイベントが行われました。ブライダル産業に関連するおよそ120社がしました。
結婚式の受け付けを誰にお願いしようか…新型コロナをきっかけに生まれたというサービスでは受け付けは無人です。タブレット端末を使って受け付けるということです。さらに祝儀も電子マネーで渡せる機能も付いているということです。
受け付けを依頼したり、祝儀袋や新札を用意したりする手間が省けて、カップルからは好評だということです。
また、参列者の多くの菓子や引き出物を持ち帰る負担を減らそうと、カードを渡すサービスも紹介されていました。アクセスすると、参列者が好みのものを選んで送ってもらうことができます。
主催者側によりますと、コロナ禍で結婚式を控える動きが広まったことから、結婚産業の人材が不足しIT化が進んでいるほか、結婚式に呼ぶ人数が減り、参列者1人あたりの単価を上げるため、高級志向のサービスや商品も目立っているということです。
結婚式のプロデュースを手がける「テイクアンドギヴ・ニーズ」は2023年2月、自社のウエディングプランナー332人に、コロナ禍前後の結婚式の参列者の変化について調査しました。
その結果、83%が変化していると回答し、このうち63%が、職場の人を招待しないカップルが増えていると回答したということです。
会社によりますと、「行動制限などの影響で招待人数を抑えなくてはならない時期が続き、職場の人を招待するという意識が薄れ、親族や友人のみの結婚式に違和感がなくなった。しばらく会えなかった人との貴重な再会の場なので、堅苦しくない雰囲気が好まれるようになった」と分析していて、コロナ禍をへて、結婚式の捉え方やカップルの重視するポイントが変化したことがうかがえます。