詐欺のさまざまな手口をお伝えし、被害を未然に防ごうという「STOP詐欺被害!」です。
最近、実際にあった手口を見ていきます。
今回のテーマは「黙っていてほしい」に注意です。
千葉県内での最近の事例はこちら
「年度替わりは注意」
「個人情報が漏れているに注意」
「あとで返金に注意」
「トラブルでお金が必要に注意」
2月、千葉県茂原市に住む70代の女性の自宅に息子を名乗る男から「体調が悪くて病院にいるが、携帯電話と財布をなくしてしまった。きょう、どうしても仕事上の決済でお金が必要で、いくらなら用意できるか」と電話がありました。
女性は、声が似ていたことから息子だと信じてしまい、妻に相談したか尋ねたところ男は「心配させたくないから黙っていてほしい。借りたお金は休み明けに返す」と言うのです。
女性は、口止めをされたため、誰にも相談が出来ず、自宅に訪れた息子の同僚を名乗る男女に現金200万円を手渡し、だまし取られてしまいました。
皆さんへのお願いです…「黙っていてほしいに注意」
詐欺グループが子や孫を名乗ってお金を要求するのは「オレオレ詐欺」と呼ばれる典型的な手口です。
このとき詐欺グループは、家族や警察などに相談されて被害が発覚しないよう「黙っていて」とか「誰にも言わないで」などと口止めすることがよくあります。
「携帯電話をなくした」というのも本人に連絡されないようにするためのうそです。
お金に関する電話がかかってきたら必ず詐欺を疑ってください。
そして、口止めされたとしても警察に相談したり家族に確認したりしてください。