詐欺のさまざまな手口をお伝えし、被害を未然に防ごうという「STOP詐欺被害!」です。
最近、実際にあった手口を見ていきます。
今回のテーマは「サイバー保険」に注意です。
埼玉県朝霞市に住む27歳の男性のスマートフォンに、去年(2023年)委託会社を名乗る男から「あなたのスマホが原因で100人近くにウイルスが広がり、高齢の夫婦が1千万円の被害を受けました」と電話がありました。
そして、こう言われました。
「サイバー保険に加入すれば被害者への補償ができます」
保険料は、電子マネーで払うよう要求されたということで、話を信じた男性は消費者金融で借りた金でコンビニエンスストアの電子マネーのカードを購入し、その番号を男に伝えました。
その結果、975万円分をだまし取られてしまい、3月になって返済に行き詰まり家族や警察に相談したということです。
皆さんへのお願いです…「サイバー保険に注意」
「サイバー保険」のようなインターネットや電子的なリスクに対応する保険は、大手損害保険会社などが実際に金融商品として提供しているケースもあるため、詐欺グループは、あなたが信じるだろうとだまし文句として使ってきます。
ただ、電話で電子マネーの番号を教えるよう指示してくるのは典型的な詐欺の手口です。
電子マネーに関する電話があればすぐに家族や警察に相談するようにしてください。