詐欺のさまざまな手口をお伝えし、被害を未然に防ごうという「STOP詐欺被害!」
最近、実際にあった手口を見ていきます。
今回のテーマは「ネットバンキングなら申請できるに注意!」です。
11月、東京・北区に住む70代の女性の自宅に区役所の保険課をかたる人物から「2年分の医療給付金が戻る。申請書を送っているが、期限が切れているので、最寄りの銀行で受け取ってほしい」と電話がありました。
続けて、銀行の営業部門をかたる男から電話があり、「ATMで受け取るには申請書に書かれた番号が必要になるが、インターネットバンキングならワンタイムパスワードを発行できるのですぐに申請できる」などと伝えてきたということです。
話を信じた女性は、相手の指示どおり、スマートフォンのネットバンキングのアプリを操作した結果、あわせて200万円を振り込んでしまい、だまし取られました。
今回のポイントはこちら。「ネットバンキングなら申請できるに注意!」
「お金が戻る」という話は、「還付金詐欺」と呼ばれる典型的な特殊詐欺の手口です。
ATMに向かわせるケースが多いですが、今回はネットバンキングに誘導し、周囲に人がいない環境でお金を振り込ませていました。
電話でお金の話をされたら詐欺だと疑い、電話を切って周りの人や警察などに相談してください。