詐欺のさまざまな手口をお伝えし、被害を未然に防ごうという「STOP詐欺被害!」。今回のテーマは「“国税局に支払い”に注意!」です。
東京・荒川区に住む80代の女性の自宅に、息子を名乗る男から「確定申告をしていなかったので、新しく口座を開設する必要がある」という電話がありました。
男はさらに「口座を開設するには国税局にお金を支払わなければならない。すぐに現金を用意してほしい」とたたみかけます。
息子が会社役員だという女性。その直後には弁護士を名乗る男からも電話を受け、話を信じてしまいます。そして、自宅を訪れた男に現金が入った紙袋を手渡し・・。
1000万円をだまし取られてしまいました。
皆さんへのお願いです。「“国税局に支払い”に注意!」
詐欺グループは、国税局や警察など公的機関の名前を挙げて被害者を信用させ、お金をだまし取ろうとします。その際、今回のように弁護士をかたる人物が登場することもあるので注意が必要です。たとえ家族や公的機関を名乗っていても、電話でお金の話をされたら詐欺を疑い、いったん電話を切って身近な人や警察に相談してください。