詐欺のさまざまな手口をお伝えし、被害を未然に防ごうという「STOP詐欺被害!」。今回のテーマは「“封書が届いていませんか”に注意!」です。
4月、千葉県内に住む80代の女性の自宅に市役所の職員を名乗る男から電話がありました。男に「保険料の払い戻しがあります。封書が届いていませんか」と言われ、女性は「届いていない」と答えました。
さらに男は「銀行でも手続きができます。どこの銀行を利用していますか」と尋ねてきます。女性が銀行の名前を伝えると、今度はその銀行員だと名乗る男から電話が入り「手続きをするので口座番号と暗証番号を教えてください。通帳とキャッシュカードのコピーがいるので、これから取りに行きます」というのです。
女性は自宅を訪ねてきた20代くらいの男に通帳とカードを渡してしまい、口座から現金50万円が引き出されていました。
「“封書が届いていませんか”に注意!」
特殊詐欺は手口が巧妙になっています。「保険料が戻ってくる」「封書が届いていませんか」「銀行でも手続きができます」。どれもあなたをだますためのうそです。どんな理由を言われても絶対にキャッシュカードを渡したり、暗証番号を教えたりしないでください。